お隣の美郷町が11月に誕生20年を迎えます。「平成の大合併」において議論が比較的スムーズに進み、県内では一番早い合併でした。
今朝の地元紙に松田知己町長のインタビュー記事が載っていました。企業連携の重要さを強調しておられました。「有名企業との連携について語る町民が増えれば、町が企業と対等であるという認識が広がります。町民は語ることで地域の特性を自覚し、愛郷心が生まれるはずです」。
私はよく美郷町内の温泉施設に行くのですが、そこには町が連携協定や友好都市交流を結んだ一覧のパネルがあります。横手市も多くの企業と連携しているはずですが、そのようなものを見かけた記憶はありません。
町の将来像をどう描くか、という問いかけに「人口が減っても臆することなく生活できるように、各種制度を維持し、精神的に豊かに暮らせる地域にしたい」。現実を見据えた冷静なビジョンです。そして、まちづくりとは何か?ということを深く考えさせられます。
合併時から、というか旧仙南村長時代からかじ取りをされてきた松田町長の言葉は本当に心に沁みます。「隣の芝生は・・・」というわけではないですが、この方がトップで町民の皆さんは良かったですね。先日の秋東会新春発展会の挨拶でも、「エピソードを交えて短く終える」というセンスの良さが際立っていました。
行政トップの経験はまもなく四半世紀となるようですが、このような有能な方は「刺激を受ける」意味でも還暦を過ぎようが頑張っていただかなければなりません。ご活躍に期待しております!