趣旨採択

 9月定例会が閉会した。最終日は各議案の採決がメイン。その中に厚生常任委員会が「趣旨採択すべきもの」とした請願があった。“趣旨採択”というのはわかりやすくいえば「趣旨自体は賛同できるが、請願項目の中に認められないものがある。だから○でも×でもない△」という時に判断されるらしい。要するにグレーである。

 どうだろう?議会の意思決定は理論的に○か×かの判断しかないと私は思う。自分の中で100:0でも51:49でも○。こうした難しい決断をするのが市民の負託をうけた議員の仕事だと思っている。議員一人ひとりの考え方はそれぞれだが、こういった意味で私はこの“趣旨採択”という判断は認めることはできない、と思った。ちなみに議会運営委員会でもこれを巡って激論になったらしいし、議会事務局も「好ましくない」という見解を示したそうだ。

 本会議でこの請願は“趣旨採択”されたが、私は反対した。同じように反対したのは木村清貴、佐藤誠洋、高橋聖悟、高橋大、寿松木孝、播磨博一、佐藤功の各議員。少なくともこの方々は私と同じ意見のようだ。また、明らかに渋々と立った(賛成した)方もいた。この趣旨採択は今後、議会運営委員会であり方を協議するらしいが、ぜひ「議会がすべき事は何か」という視点で議論して頂きたいと思う。

 今日は議会広報委員会の仕事。東久留米市のNPO法人視察受け入れ、正副委員長会議、横手かまくらFM「教えて!横手市議会」の収録が予定されている。

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