ギリギリまで

各常任委員会・分科会が始まりました。

総務文教はいきなり悩ましい条例案からの審査でした。一時中断している横手市民会館建設に向けての基金設置についてです。運用に関しては事業費を125億円と見込み、目標積立金額を20億円とする。繰越決算額(実質収支)の10%相当額を積み立てる。その額は年間2億円程度と想定されるので期間は10年間ということになるという説明です。

髙橋市長が「建設に向けての強い意思を示す」ということで提案された条例案でしたが、私含め各委員からは「125億円という見込みは10年後にどうなるかわからない」、「実質収支の10%を積み立てると言うが、その年によって積立額が変わってくるので一体いつになったら建てられるか不明」、「意図的に不用額を出すような事務執行になる恐れがある」・・・といった懸念が示されました。

「実質収支の10%積み立て」という不安定な運用方法ではただでさえ不透明な建設時期がますます不明確になりますし、市民の皆さんに説明できません。休憩を取り、私たちが別室で委員間討議を行っている間に担当部長が市長、副市長と協議をしたようで、休憩後に「年間2億を積み立てるという運用に改める」という答弁が返ってきました。

私の中ではそこが可否を決める最も重要な論点でしたので、部長答弁を多としてギリギリの判断で賛成しました。採決では賛成4:反対3で可決すべきものとしました。

分科会での7年度一般会計当初予算案審査は今日は2款総務費まで。私は若者出会い・結婚生活応援事業(交際費用の助成)、庁舎管理費(老朽化している大森、大雄両庁舎の方向性)、町内会活動補助事業(減額の理由)、共創推進総務費(旧片野家住宅の活用)、国勢調査費(調査員の確保、負担軽減)、需用費(市職員の名刺作成費補助)について質疑を行いました。明日も消防費や教育費で質問を用意しています。

産業建設と厚生では✕にした議案があったようです。

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