議員に休みはほぼない。そして、平日よりも土・日・祝日の方が忙しかったりする。行事とかあるので。
昨日と今日もご案内をいただいた行事に出席してきた。その中で講演会があったのだが、なかなかおもしろかったので、ポイントを絞ってご紹介したい。
まずは、宮城大学副学長・大泉一貫氏の「日本農業は成長産業に変えられる」というテーマの講演。TPPに参加すれば日本の農業生産額は4兆円減るといわれている。が、そもそも何もしなくても、生産額は3兆円減っていることに問題意識を持たなければならない。そして、とどのつまり、農家の懐具合(農家所得)をどんな環境であっても上げていかなければならない、と力説。実質的な「農業県」を例に
●大消費地に近い(千葉・茨城・愛知)
●他産業のノウハウを学ぶ(愛知・静岡)
●生産性が高い(宮崎・鹿児島)
という3つのポイントを挙げられた。その中で、横手がとるべき道は何か?誰がやるのか?を議論してほしい、と話された。(写真はその後おこなわれたパネルディスカッション)
次は青森コミュニティビジネス研究所・三上亨氏の「NPOがまちづくりを変える!」青森県大鰐町の例をもとにまちづくり団体が、地域の課題にどのように取り組んでいけばよいのかという内容。大事なのは地域を巻き込み、行政の意識を変えること。そのために
●ワークショップの開催
●各団体とのパートナーシップ構築
●まず実践して、成果をあげること
が、重要だと話された。
このおふたりの講演会の中で、共通していたのは「農業はもうダメだ」、「地域住民は希望を失っている」というマイナス的な現状認識。そして、だからこそ何とかして“意識改革”を行いたい。という意気込み。何かを変えるためには、現状打破には、まずは「よし、やってみるべ」という意識改革が必要と私も思う。一筋縄ではいかないが、議員活動を通して、市民の皆さんがそんな方向に向かえるように、がんばっていきたい。