市議会の6月定例会最終日と同じ日に通常国会も閉会した。最後は参議院で安倍首相の問責決議案が可決して、6つの法案が廃案となるという結末・・・。選挙が近づくと政策よりも政局優先になりがちな部分が議院内閣制のデメリットである。
そして、危惧したとおりに国会議員の削減も0増5減のみにとどまった。昨年の(当時の)野田首相、安倍総裁が国民の前で交わした約束は何だったのか。自分たちの身も切れないのに形だけ「地方主権」を唱え、現実は「要請」という名の「押し付け」で地方が自主的に決めるべき地方公務員給与を下げさせる・・・。あまりにもおかしいのではないか。
来週、参議院選挙が始まる。自民党が政権を奪回してから半年の評価が下る。世の中はアベノミクス一色だったが、それ以外にも国会がやったこと、やらなかったことをきちんと検証して、一票を投じて頂きたいと思う。