議会改革、道半ば・・・

 6月定例会が閉会。最終日の昨日は各議案の採決。まず、自治基本条例は当局から字句訂正の申し出があり、総務文教常任委員会で審議の結果、出席者全員賛成。本会議でも賛成25:反対2:欠席1(私は賛成)で可決。

 そして、市職員の給与引き下げ条例も賛成19:反対8:欠席1(私は賛成)で可決(ただし、国に対して意見書を提出)・・・と粛々と採決が行われていったのだが、終盤に差し掛かり、議員定数を4つ減らして26とする議案の採決方法を巡って一悶着あった。

 各議案は通常は起立採決によって決めるのだが、それを鈴木勝雄議員を提出者として、「無記名投票」で行おうとする動議が出される動きがあった。こうなると、「起立」ではなく「投票」が優先される。自分たちの身分を決める議案の採決に「無記名」というのは議会改革を推進しようとする横手市議会の方針と逆行する話である。

 これに対抗して佐藤誠洋議員が「記名投票」を求める動議を出し、私も賛同者に名前を連ねた。この騒動は(説明が複雑になるが)「記名投票」で行うということに賛成か反対かの決定を無記名投票で行い、賛成19:反対8:欠席1で決着。その後、記名投票による採決で賛成21:反対5:無効1:欠席1で可決された(もちろん、私はどちらも賛成)。

 この定数26という数字は議会改革推進特別委員会で議論された根拠のあるもの(3常任委員会×8人+議長・副議長)。この特別委員会の結果を尊重するのが議会の構成員としての姿勢である。選挙のことを考えるとみんな厳しいけれども多くの議員が腹をくくった。そういう意味で昨日の結果は良かったのだが、そこまで至る経緯を振り返ると議会改革、まだ道半ばである。

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