M.M.スマイザー牧師

 雄物川郷土資料館で「M.M.スマイザー展~日新館の長靴宣教師~」が開かれている。秋田地裁横手支部の隣にある県指定文化財の旧日新館は横手中学(現:横手高校)の外国人英語教師の宿泊施設として建てられた。マルチン・モッサー・スマイザーはその最後の外国人教師であり、職を辞した後も住み続け、日本キリスト教団秋南教会を設立し秋田県南のキリスト教の布教活動に貢献した人物である。

 実は私の母方の祖父・祖母がスマイザー牧師の導きによってクリスチャン(プロテスタント)となったので青山家も父を除いて全員クリスチャン。そして、スマイザー牧師は母の名付け親であり、祖父・祖母が眠る清水沢墓地にはスマイザー牧師のお墓もある。幼い頃から墓参の際には祖父・祖母だけでなく、スマイザー牧師のお墓も参るのが私の習慣になっている。

 スマイザー牧師については母から聞かされた部分しか知識がなかったが、この特別展では横手での布教活動時代に使われた多くの品々が展示されていて、伝道に生涯を捧げたその人となりが伝わってくる。終戦後は進駐軍に対し、横手市民の側に立って交渉にあたり、また兵士から慕われていた様子もわかる。特別展は12月23日(月・祝)まで。

 P.S.由利本荘市矢島で大変痛ましい事故が発生しました。亡くなられた方に心からお悔やみを申し上げ、いまだ不明の方々の無事をお祈りします。そして救出活動にあたっている方々のご労苦に感謝致します。

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