議会改革に関する特別委行政視察その②~防府市~

 「日本三天神」のひとつ、防府天満宮や重要文化財である旧毛利家本邸など歴史・旧跡が数多く、来年の大河ドラマ「花燃ゆ」ゆかりの地という事で観光面で期待大という防府市。サッカーや野球が強い高川学園(旧・多々良学園)のキャンパスも往復のローカル線の車窓からみえた。

 ここでは主に議会報告会について研修。「住民の皆さんが議会報告会に来てくれない・・・」という悩みは全国の地方議会共通だ。横手市議会でも曜日や時間帯を変えてみてもさほど変わらない。どうしたらいいの?と頭を抱えている。

 防府市議会はその打開策として、というか、最初から市内15地区の自治会連合会(←横手市では地区会議に相当?)と共催という形で実施している。議員を4班に分け、連合会と日程や会場を協議する。このやり方は、市長(執行部側)が以前より隔年で連合会単位で懇談会を行っておりスムーズにいったと思われる。

 説明では、それでも地域によって温度差があるが、地域の要望や課題を自治会として取りまとめて議会へ投げかける姿勢がみえるなど効果は大きいとの事だった。周知として広報車を出して呼びかけるといった方法も大変参考になった。

 こういった「共催」での議会報告会は参加者拡大はもちろん、内容、やり方によってはテーマが絞られ、明確になるケースもあるので有効な手段である。こういった方法を採り入れると同時に、市議会に興味を持って頂くような議会改革を断行していくのが肝要だと感じた。

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