一票の格差

 今日は連合主催の第85回メーデー。横手地区は本郷第一公園を会場に開催された。挨拶の機会を頂いたので「アメリカが大切なパートナーなのは理解するが、消費税率アップや物価高で地方が苦しんでいる中で、銀座で優雅にすしをつまんでいる場合ではない。地域のために、家族のために懸命に働く皆さんの幸せなくしてこの国の発展はない。そのために共に連帯の道を歩んでいく」と改めて誓わせて頂いた。

 「銀座ですしを・・・」のくだりは、TPP交渉で毎日疲れ切った表情をしている甘利明・経済財政担当相の顔を思い浮かべながら話した。安倍首相の満面の笑みとあまりにも対照的である。国益を賭けて臨んでいる姿に、TPPの可否はともかくとして頭が下がる。

 さて、参議院の選挙制度協議会が有権者の少ない選挙区を隣と統合するという座長案を示した。秋田県選挙区も対象となり、岩手県選挙区と統合するという。早速、与野党の地方選出議員から反発の声が挙がった。当然である。

 「一票の格差」は是正しなければならないというのは正論だ。しかしながら、この問題をとことん突き詰めていけば、やがて参議院は都市部選出の議員だらけになってしまう。果たしてそれでいのだろうか?国の政策を考えるときに地方の声を聞かなくていいのか?そこをよく考えて頂きたいと思う。

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