厚生常任委員会行政視察その①~鹿児島市「すこやか子育て交流館運営について」~

 桜島と西郷隆盛で有名な鹿児島市。桜島は年に数百回噴火するので、「灰」は横手の「雪」のような存在らしい。雪は春には消えるが、灰は消えない。そういう意味では厄介かも。よって、鹿児島市には「灰専用」のゴミ袋と灰置き場があるんだそうな。

 さて、鹿児島空港に到着した厚生常任委員会一行はまず、姶良市にある「フォンタナの丘かもう」へ。ここは民間で運営している健康の駅。昼食を兼ねて寄ったのだが、産直市場、レストラン、温泉、宿泊施設等で構成しているいわば「癒し」の視点でつくられた健康の駅であった。

 鹿児島市へ入って「すこやか子育て交流館・りぼんかん」を視察。正面玄関からは桜島が見えた。

 

 ここは、わいわいぷらざにある児童センターを人口の分だけ拡大した施設といえばイメージしやすい。建物はもともと鹿児島市職員の福利厚生施設だったもの。よって、大浴場を使って水遊び(温水)ができるスペースもある。写真は砂遊びができる「さらさらひろば」。

 鹿児島市はここを子育て支援家庭のサポート拠点と位置付けている。いろいろと説明を受け、質疑応答があったのだが、私が質問したのはこの施設の認知度。わいわいぷらざの児童センターは旧横手では抜群の知名度があるのだが、旧町村部にはあまり知られていない現実がある。

 しかし、この拠点はアンケートの結果、実に87%の認知度があり、しかも利用率も50%であった。これには驚いた。ひとつに大きな駐車スペースが確保されているという「行きやすさ」。そして、「子育て支援」を大きな公約とした市長の強い思い入れがその数字に表れているのだなと感じた。

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