議会事務局から速報メールが入った。今日、開催された秋田県後期高齢者医療連合議会において、横手市議会が提出していた請願(派遣した市職員の自殺問題で第三者委員会での調査を求める)が賛成多数で採択された。あとは連合長である穂積志・秋田市長がどう判断を下すか、だ。ぜひ、政治家として良識ある判断をして頂きたいと思う。
さて、先日「平成26年度横手市まちづくりアンケート実施結果」が届いた。これは、6月1日~20日に市民と高校生(市外から通っている生徒含む)を対象に(←無作為抽出)行ったものである。感想を少しばかり・・・
「各分野における重要度」という項目があった。36項目の中から重要だと思うものを書いてもらうものだが、市民・高校生いずれも1位は「道路網の整備」で最下位は「地域文化の振興」であった。まさか、この結果を受けて「地域文化の振興」については何もやらない、といった事はしないだろうが、それにしてもこの設問って意味があるのかなと思う。わざわざ順位をつけてどうする?
各分野において自由に記入して頂く部分では、ひとつの項目について相反する意見が書かれてて面白い。例えば「市役所の体制について」では、「市職員数が減り、今までのようなサービスができない。職員の負担が増えて四苦八苦しているように感じる」という一方で「市職員の数が多すぎる」という意見も多くあった。
また、「市外に住んでいるため、情報が届きづらい。PRにもっと力を入れるべき」という高校生もいれば、「横手市のPR活動はいつも素晴らしい」と絶賛した高校生もいた。
要するに、人が10人いれば感じる部分は10通りあるという事だ。私も「年寄りに冷たい市政だ」と怒られた1時間後に別の方から、「横手市は高齢者にばかり支援して、子育て世代を応援していない」と言われた時があった。
このような様々な意見を勘案しながら施策を打っていくのが行政の役割なのだが、そういった意見の一次的な取りまとめ機関として、町内会・自治会が機能できないかと思う。あくまで“自治組織”であり、地域を背負う担い手が不足して運営もままならないところもあるのだが、もっと行政が関わりをもって、連携がとれるようにする事が大切である。そうすれば地域の課題解決のための協働や意見交換もスムーズにいくと考えている。