神社に行って、「おまつり」を考えてみた

 天気に恵まれているGW。明日はちと怪しいが・・・皆さんはいかがお過ごしでしょうか。私はさっき、神社を2社めぐってきた。近所の丸山神社と城野岡にある山ノ神社。

 「にんにく神さん」で知られる丸山神社は、江戸(享保の頃)時代に仙台からやってきた一ノ関という相撲取りが用水を引くための洞門掘削工事に、にんにくを食べながら先頭に立って働いたものの、完成目前に事故で亡くなった。その霊を慰め、一ノ関を「健康の神」として祀っている、という。旧暦の5月20日に祭礼がおこなわれる。



 「にんにく神さん」。昔からそのフレーズは知っていたものの、恥ずかしながら、よくわからなかった・・・近所に住んでいるのに(ー_ー)!!

 お次は山ノ神社。


 ここでは、12月に小屋を丸太で組んで、ワラと屋根で囲い、それを焼く「小屋コ焼き」というおまつりがある。下の写真がその跡かな。

 鳥居付近から眺める市内はこんな感じ。

 横手市には大きなものから小さなものまで、その地域ごとに伝統行事が根付いている。しかし、先日「秋田の祭り・行事 改訂版」という本に載っていた山内の2つの行事について、木村議長に訊ねたら、どれも事実上、消滅している、という。時代の流れで「ヒト」と「カネ」が乏しくなってきている現状を受け止める必要がある。

 丸山神社や、山ノ神社にみられるように、地域の行事には神社を中心にしたものが多い。みんなが集まって何かをやる、という機会はこの“神社のおまつり”しかないという集落も少なくないと思う。地域の絆やコミュニティ維持のために、おまつりはなくしてはいけない。

 そのために、どんな支援ができるか?を行政は考える必要がある。そこには必ず、政教分離が立ちはだかるが、おまつりに参加している皆さんは、宗教性や政治性などは気にしていないだろう。クリスチャンの私も、容易に受け止められる。だって、おまつりには地域やそこに住む人々の安心・安全を祈願する意味が込められているから。そこが重要なのだ。

 という事で、今夜は横手神明社例大祭の準備第一弾「御幣つくり」を町内会館で行います!

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントは受け付けていません。