賛成討論

 議案第79号に賛成の立場で討論します。

 まず、市当局に対して苦言を申し上げます。

 4月15日に開催された全員協議会懇談会において、議会に対し、ゆとりおん大雄を運営する大雄振興公社の資金繰りが行き詰まっており、5月末に資金ショートする恐れがあるとの情報提供がありました。そして、それに対しての今後の方針はまだ定まっていないとのことでした。期限まで1ヶ月半しかないのに、いったい今まで何をやってきたのか?というのが率直な感想でありました。
 その後、5月1日の全員協議会において、対応方針が示され、その内容が議案に反映されているところであります。
 こういった経緯を振り返るに、議会に対しての情報開示の遅れや、地域の皆さんに対する公社の現状説明、理解を頂く努力の不足など、市当局の対応は後手後手であるのは明らかであり、市の管理監督を強く問うものです。
 特に議会は以前から大雄振興公社に対する市の適正管理を要望し続けてきました。これは市長ご自身の議員時代からのことであり、充分承知しているはずです。また、現在、議会では公共温泉を含めた第三セクターの運営においての関与のあり方を特別委員会で議論している最中です。そうしたタイミングに議会と協議する時間を与えず、一方的に物事を決めるやり方は議会軽視もここまできたか!とあきれ返るばかりであります。

 しかしながら、現実に今月末の資金ショートを回避し、地域住民の交流の場であり、地域福祉の核となるゆとりおん大雄をなんとか維持したいとの目的で示された方針には一定の理解をするものです。

 今後の経営方針については、今年度中に策定される「公共温泉のあり方の方針」で再検討されるようですが、その際には充分に地域住民との意見交換や、議会との断続的な協議など、真摯な姿勢で臨まれることを強く要望し、そして、それまではまちづくり推進部、大雄地域局といった担当部署だけでなく、市の全職員が当事者意識を持ち、ゆとりおん大雄の再生に向けて全力を尽くされることを信じて、賛成討論とします。

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