2年前の10月は選挙の月であった。私が二期目をかけて戦った市議会議員選挙。そして同時に行われた市長選挙。高橋市長と私たち市議会議員にとって明日から始まる10月は任期折り返しという時期にあたる。
市政は難題、課題が山積している。アリーナ構想、FM計画、公共温泉施設、厳しさを増す財政・・・学校統合や地域局庁舎改修等も残っている。市議会は何度も言うとおり、市長に対しては是々非々である。それが二元代表制たる地方議会の当然の姿だ。一方で決めたことは、そして良かれと思ったことはきちんと協力する。それも当然やるべき事だと思っている。
しかし、今の議会は「市長に協力する」という雰囲気だとはとてもじゃないが言い難い。それは市長ご自身、もはや感じていることだろう。2年前、「これからの首長は<あれも、これも>ではなく、<あれか、これか>という厳しい決断を幾度もすることになる。そういう意味では市長交代も必然だったのかな」と私は思った。
その決断には丁寧なプロセスが必要だ。市民や議会に対する説明はもちろんだが、市役所内部での調整も。最近感じているのは「部局横断」を掲げているにしては市当局に一体感を見出せない、バラバラなのではないか?という危惧だ。私だけではない、多くの先輩・同僚議員も同じ想いを抱いている。当たっているとしたら実にまずい。
市長就任時に高橋市長が思い描いた市政は今、その通りになっているのだろうか?その心模様はもちろん本人しかわからないだろうが、少しでもそれに近づくための任期後半にしてほしいと思っている。
たった4年だったけど聖悟さんとも一緒に“若手議員トリオ”としてやってきたじゃないですか!あの時の情熱はどこへいった?