心の壁

 10月が始まった。今週末は市制施行10周年の記念式典が市民会館で開催される。横手市平鹿郡の8市町村が一体で合併し、注目を集めた「新」横手市も10歳になった。

 合併前後は私は議員ではなかったので、まだよくわからない事が多いのだが、当時「月刊アンドナウ」にいて増田の混乱を取材したり、初代市長となった五十嵐忠悦氏にインタビューしたり・・・と市政に対する関心はことのほか高かった。だから今この仕事をさせて頂いているんだな・・・とも思う。

 この10年、横手市は様々な課題を乗り越えようと、そしてチャレンジしようと走ってきたことは確かだと思う。ただ、県との機能合体を含め、その施策がうまくいっているのか、いってないのか。そして正しかったのか、間違っていたのか。その答えは市民の皆さんも見出していないだろう。

 高橋市長は2年前、就任直後に「旧市町村の心の壁をなくしたい」と言った。私はその言葉には大いに共鳴する。旧市町村内でさえ今も「心の壁」がある中で、確かに難しい作業だと思う。しかし、これが達成されなければ本当の意味で横手市が一体となった、とはいえない。これからの10年がそのための10年であるように尽くしていくこと。それが横手市の未来に対する私たちの大きな責任だと改めて思っている。

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