特別研修

 昨日は市議会の特別研修制度を使って、仙台に行ってきた。会場は母校の学院大土樋キャンパス。

 現役時代のように図書館側から入ってみる。

 押川記念ホールで開催、という事だったので、昔の感覚で自然と90周年記念館(←学食のある建物)に入ったのだが、あら???ない・・・ってなことで、よく資料をみたらホールは8号館に移っていた。ちなみに、この場所はかつて学生生協があって、建物自体新しくなった。

 「東北学院大学経営研究所シンポジウム」というものに参加。テーマは「地域ものづくり中小企業の競争力構築と持続可能性」で、開催趣旨は「ものづくり中小企業が元気でないと、地域経済の浮揚はあり得ない。では、そういった企業が元気であり続けるにはどうしたらいいか、探っていきましょう」というものである。

 
 学院大の経営学部教授のほか、誰もが一度は目にした、使った事のある商品の容器(たとえば下記写真)を数多くつくっている富山の容器メーカーの社長、海外進出もしている四日市の金型メーカーの社長、そしてマツダ勤務後に産学官連携事業に携わっている広島市立大の大学院講師の講演。その後、パネルディスカッションという流れ。

 内容は・・・多分に企業秘密らしきことも含まれていたので差し控えます。ただし、必ず特別研修の報告会があるのでその時に主催者の了解を得て、議会の中で共有していこうと思う。自動車産業が話のメインだったので、それを抱える横手市の議員として教えられることの多い研修であった。

 それから、感心というか、久しぶりに“らしい”パネルディスカッションであった。司会が上手いんだろうな、参加者が一度話した内容を直後に自分なりにまとめて聴衆に頭の整理をさせる。その後、さらに関連質問で突っ込み本質に迫ることを試みている。参加者が一度講演で自己紹介や自社の事業内容、成果を発表していることも余計な時間を使わないことにつながっている。

 最近のパネルディスカッションは各々の自己紹介や、やっていることを最初に話して、それが全体の時間の半分ぐらいになってしまうケースがほとんどである。そうなるともはや本質に迫る前に終了・・・となる。そういう意味で今回のシンポジウム全体の進行もなかなか良かったと思う。

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