待ったなし

 ハローワーク横手管内の12月分有効求人倍率が1.02となった。私が議員になってから1を超えたのはおそらく初めてで、以前は0.5という時期もあっただけに雇用情勢は確実に回復基調にあるといえるだろう。

 ただし、相変わらず県全体に対してはわずかに下回っており(今回の県全体の数字は1.03倍)、これを是非とも超えるような雇用政策を横手市としても継続、実施していく必要がある。各地域をみてみると大館市がずっと高い有効求人倍率を維持し、今回も1.46。大館に良い意味で引きずられるように能代、鹿角も最近1を超えてきている。

 さて、今日は午後から議会関係の会議があった。まずは産業建設常任委員会協議会。案件は「横手市街路灯LED化事業」と「地域価値創造拠点整備構想(案)」について。先日の行政課題説明会でも当局から説明があった案件で、その時は複数の議員から懐疑的な質問が相次いだ。よって、再度所管の委員会に説明したいという担当部局の意向があっての開催である。

 そういう経緯もあり、今日は行政課題説明会で出た疑念に答える形での説明だったが、事業そのものの必要性は委員会としては認識することができた、と思う。あとは3月定例会の質疑の中で私たちが持っている細かい疑問や意見に対して充分な答弁ができるかどうか、だろう。

 その後は議員懇談会。昨年の9月定例会の補正予算の部分で私たちが組み替え修正した「(仮)よこてアリーナ整備概要(案)」についての説明。産業建設が所管ではないのだが、ぜひ各常任委員会ごとに説明したいとの事での開催となった。「目的とねらい」、「期待される経済効果と事業展開」、「建設・維持費管理費と財源」、「建設整備方針」という順で説明があった。

 9月定例会以降、担当部署は様々な角度でアリーナ整備の可能性について研究調査し、検討をしていったと思う。その努力の跡は今回の資料でうかがえる。でも、あともう一歩。各委員から出た質問で共通して感じ取れるのは「リスク」である。その心配な部分をを払しょくできる更なる数字やデータがほしい。

 そして、当初予算案にこの事業を盛り込むと決断した高橋市長には私たちが納得できるような説明をぜひ、ご自分の言葉で語っていただきたい。特に今日、齋藤光司委員が質問・意見した3つについては光司さんご自身も言っていたが、もし同じような質問が3月定例会で出た時には担当部長や課長が答えるのではなく、市長が手を挙げてしっかりと答弁してほしいと思う。

 今日は各委員の質問の中で明らかな事実誤認や認識不足といった場面もあったことも率直にここで書かなければならない。当然のことだが、私たちもしっかりと勉強した上で向き合わなければならない。結論ありき、ではダメだ。

 私は仕切り役という立場だったので、ほとんど質問しなかったが、最後にスケジュールの確認の質問をした。このアリーナ整備構想は3月定例会で結論が出る。次はない。待ったなしである。当局も、そして議会も覚悟を持って審議に臨みたい。

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