“労働者の祭典”連合主催「第82回メーデー」が昨日、開催された。横手地区の会場は本郷第一公園。私が幼いころ、父に手を引かれついていった時から会場はココである。
今年は東日本大震災の被災地に配慮してデモ行進は中止。式典のみとなった。「メーデー宣言」には、「与野党の確執や政治的な駆け引きを捨て去り、すべての英知と行動力を結集して、国民に復旧・復興に向けた希望の道筋を示すよう求めます」とあった。
先日、「衆議院TV」で予算委員会の模様をみる機会があった。質問者は民主党の安住淳氏と自民党の小野寺五典氏。いずれも石巻、気仙沼という被災地が地元の議員である。
被災地の苦しみや嘆きを切々と訴えた両名の質問にはこみあげてくるものがあった。そして、がれき撤去、仮設住宅の建設、農業・漁業・商工業などの産業支援など国が早急にとるべき施策の提案を次々と打ち出し、閣僚の前向きな答弁を引き出していた。
安住氏は質問を終えると、次の出番を待っていた小野寺氏と固い握手を交わしていた。復興のために民主も自民も関係ない。メーデー宣言にある通り、政治家の仕事は希望の道筋を示す事なのである。