横手ものづくりネットワーク会議

 夕方、大曲駅に降り立ったら肌寒かった。

 昨日・今日と東京方面に出張でした。昨日はアルカディア市ヶ谷で行われた「横手ものづくりネットワーク会議」に議会を代表して菅原恵悦副議長と出席。議会事務局のS主幹が随行。これは横手市に立地している誘致企業や、取引先、縁のある企業・団体が一堂に会して行われるもので、まあ、“横手市”を共通項とした異業種交流会といえなくもない催しである。

 第1部のセミナーでは高橋市長のプレゼンテーションの後に、日立システムズの研究開発本部研究開発センタ主任研究員である高谷幸宏氏が「製造業におけるIOT動向と日立システムズの取り組み」と題して講演された。

 IOTというのは“Internet Of Things”の略で「モノのインターネット」という意味。モノとモノをネットでつなぐことによって、データを蓄積し、業界改善や新しいビジネスモデルの構築に役立つ。身近な実用例としては家の中のエアコンを外から遠隔操作するといったものがある。もしかするとまだまだなじみの薄いものだとも思うが、今から取り組み始めないと競争から置いていかれるという分析報告もあるそうだ。

 第2部は交流会。それぞれ横手に熱い想いを寄せられている方々とお会いすることができて、とても有意義な時間だった。まさに応援人口である。このような方々と積極的に関りをもち、そして一緒にことを成し遂げていく。これが人口減少社会にあって行政がフォローしていかなければならない部分だと改めて感じた。

 個人的には25年も前から増田に工場があるチューブ・ホースメーカーを知ったことが収穫だった。というか、このような職責にありながら知らなかったという事が恥ずかしいのだが・・・この企業はビールサーバーのホースにかけては国内の80%以上のシェアを持っているということで・・・驚きました。ぜひ、産業建設常任委員会で工場視察に行きたいものである。MT先輩、段取りをよろしくです。

 今日は日立産機システム習志野事業所の視察だった。習志野市は仙台の広告代理店に勤務していた頃、千葉工大に営業訪問して以来である。実籾駅からタクシーで5分くらいのところにある習志野事業所。

 モータやインバータといった産業用電機機械分野の製品をつくっていて、例えばモータはここで顧客のニーズに合わせたオーダーメイドのものを数万機種つくっているのだという。

 そして、ここでは各企業にとって取り組まなけらばならない「省エネ」という部分で顧客に独自の省エネ管理システムを提案・提供している。日立産機システムというか、日立グループに限らず多くの電機メーカーはこのシステムを導入し、ビジネスにつなげているという事を知った。いやはや、ものづくり企業は奥が深い。

 今回も多くの学びを得た。奇しくも昨日、横手を発つ前に、BPOのプレステージ・インターナショナルが再来年を目途に横手に進出する方針を表明した、という地元紙記事を読んだ。日頃、厳しいことばかりブログで書いている私だが、評価すべきものは素直に評価したい。グッジョブである。この二日間、お世話になった商工観光部長をはじめとする担当部署の皆さんの努力に感謝したい。

 

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