ため息と、希望と

 一昨日、一般質問に登壇しました。試行導入された一問一答方式で行いましたが、私はこっちの方が合っているようです。東京オリ・パラは数字を伴った戦略、そして人材育成では住民満足度向上に焦点をあてた内容にしたつもりです。

 高橋市長からは複線型人事制度については前向きな答弁をいただきましたが、それ以外ははっきりいって何を考えているのかよくわかりませんでした。考えているのかどうかも怪しいと思いました。厳しく言えば“思考停止”です。これでは市職員が浮かばれません。終わってから誰にだっけかな、「質問席でため息ついているの聞こえてきたよ」と言われました。ほんと、この4年間は一般質問やる度にため息の数が多くなりました。

 昨日は各常任委員会・分科会。産業建設はまず管内視察を行いました。

 側溝改修の請願が提出された現場。

 機能強化が計画されている道の駅さんない。

 その後、審査に入りました。私が委員長になってから最速、1時間半かからずに当局提案の議案を全員賛成で「可決すべきもの」、請願も全員賛成で「採択すべきもの」としました。しかし、厚生では一般会計補正予算案を「否決すべきもの」としたようです。最終日に修正案が提出されるでしょう。

 常任委員会・分科会の後は協議会を行いました。全部で7つの案件があり、ボリューミーでした。その中に午前の視察を踏まえた「道の駅さんないの機能強化」も説明がありました。当委員会をはじめ、議会全体から計画の甘さを指摘されていたものです。

 まず総合政策部長が、この事業の責任部署を総合政策部とし、ソフトは山内地域局、ハードは建設部を中心に進めていくという発言をされました。組織体制の見直しです。それから山内地域局、建設部がそれぞれ説明を行いました。

 個人的な感想です。完璧でした。議会の指摘を踏まえて、表には出てこない部署も含めて当局が一体となって取り組んだことがよくわかる資料・説明でした。私は市職員の底力を見せてもらったように感じます。トップがどうであれ、現場は真剣に市の発展を考えてくれている。私はそこに希望を見出したいです。

 そして、これが議会と市当局との健全な関係を示す好例だなと思いました。議会での議論、指摘を率直に受け止めて、よりよい事業を遂行していく。これからも、切磋琢磨です。

 

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