議会改革検討特別委行政視察その①~大東市~

 大東市は大阪市に隣接している人口約12万人の都市である。高校野球の強豪・大阪桐蔭高校はここにある。

 大東市の議会基本条例は昨年の3月に施行されているのだが、それよりももっと前から議会改革の取り組みが行われていた。

 その代表例が平成12年と13年に相次いで導入された夜間議会、日曜議会である。議場でコンサートや講演会を開催する等、「議場に足を運んで頂く」努力を続けている。ただし、導入の背景には当時、インターネットでのライブ中継が行われていなかったという事情があった。今はライブ中継が採用されているが夜間、日曜議会は“議会の営業活動”という認識で継続されているという。

 大東市議会からは議会基本条例の制定について、「どういうところに重きをおくのか」という事が重要だとアドバイスを頂いた。要するに横手市議会としての“あるべき姿”はこれだ!というものである。私としては、それは通年議会の導入だと思っているのだが・・・

 その通年議会に関して、大東市議会は議会運営委員会協議会で案件としてあがり、これから検討していく模様。そのきっかけは委員長が市民から聞かれた「議会がない時は何やってるんですか?」という一言であったという。毎日、真面目に活動している議員からすれば辛く、複雑な気持ちになる問いかけだ。

 大東市議会は条例制定後も議会改革に取り組む姿勢を続けている。大変参考になった。

 写真は大東市役所1階にある電子表示板。市の情報を流している。議員になって最初の一般質問で電子表示板の導入を提案したのだが、大東市では当然のように設置されていた。そして、住民票や戸籍謄本などがとれる自動交付機も。

 さすが大阪市のベッドタウン、すすんでいるなあ、と感じた。

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