議案説明会→議会改革推進会議

 阿部正夫議員が亡くなりました。実直な人柄で厚生常任委員長や議会選出の監査委員等を務められました。ルールや規則を重んずる方でもありました。数年前から体調を崩され、入退院を繰り返していた時期もありましたが、15日(月)の県南地域市議会議員研修会にも出席され、議員としての責任を果たすべく活動されていました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
 私が議員になってから、現職の方が亡くなられたのは正夫さんで4人目となります。もうたくさんです。

 昨日は午後から登庁しました。まず、来週の臨時議会に伴う議案説明会。除雪費の増額を含む一般会計補正予算案等も上程されますが、審議のメインは何といっても公共温泉施設の再編計画に関連する各議案でしょう。

 この件は今朝の地元紙にも県南面のかなりのスペースを割いていますが、簡潔に説明すると横手市にある公共温泉施設(直営・3セク)のうち、6施設を選定審査委員会の審査で譲渡候補者となった民間企業に譲渡し、市の負担額を軽減するというものです。さわらび・ゆーらく、鶴ヶ池荘をA社、雄川荘・えがおの丘をB社、大森健康温泉をC社が運営するという予定になっています。あくまで予定であり、臨時議会で議決を経なければなりません。

 議案説明会では様々な質疑がありましたが、私がかなり引っかかってしまったものがありました。それは、A社とB社がまだ候補者の段階であるのにも関わらず、それぞれ運営のために設立した会社の住所を譲渡される予定の温泉施設に置いたことです。当然、今その土地の所有者は横手市です。説明では法的には問題はないのだそうです。けれど、だからといって何やってもいいという事ではないでしょう。まだ正式に決まったわけではないんですよ。もはや譲渡が決まったようなやり方には首を傾げざるを得ません。

 臨時議会には市長の給料を減額する条例改正案も上程される予定です。これは、特にさわらび・ゆーらくを運営している株式会社増田町物産流通センターの清算に伴って、補助金を交付することや市長期貸付金の債権を放棄する事態になったこと等に対する道義的責任をとるための措置です。

 減額の中身はどうあれ、高橋市長がこの件に関し、自ら「けじめ」をとることを重く受け止め、私は一連の議案に賛成する方向で考えていました。けれど、この「譲渡が決まっていないのに市の土地に住所を置いている」という事実を前に考え直したいと思います。ちなみに、昨日の休憩時間中に会社経営をしている某議員に「●●さんだったら、こんな事します?」と聞いたら、「うーん、しない」でした。

 議案説明後は議会改革推進会議でした。会派代表質問の在り方についての議論が中心でした。各委員の考えていることが概ね一致していたのでスムーズに進行し、後日の会議で最終確認してから議会運営委員会に提案することにしました。最終案がまとまったら、このブログで報告します。

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