会派ニューウェーヴ視察研修その①~ふじみ野市「空き家対策」について~

 2泊3日の会派視察研修を終えた。どうやら先輩議員の皆さんは晴男だったらしく、天気に恵まれた。

 初日は埼玉県ふじみ野市。池袋から電車で30分という東京のベッドタウンで人口は10万人。隣には富士見市があって議会事務局の方々が迎えにきてくれた「ふじみ野駅」はその富士見市にある。少しややこしい。

 ここでは「空き家対策」を勉強。空き家を巡る困りごとは少子高齢化時代にあって全国自治体の共通の悩み。ふじみ野市では埼玉県で初めて条例を制定した所沢市を参考に案を練り、パブリックコメントや議会の審議などを経て昨年12月に制定、今年4月に施行した。

 内容は建築基準法に則って、管理不全な状態の空き家の所有者に対して助言・指導→勧告→命令→公表ができるもの。横手市が考えているパターンとほぼ同じ。条例の効果としては市民からの情報提供が格段に増え、迅速な解決につながった例を示された。

 ただ、それよりも情報提供の増加により、実態調査から後の対応が追いついていないという悩みがあり(専任の職員は1人)、案件処理体制の強化や、関係する各部署や町内会、自治会、民生委員との連携策を考えていかなければというお話も頂いた。

 要は「条例をつくった後の課題に対してどう取り組んでいくか」が問われているようだ。横手市でも間もなく条例案が出されると思うが、その部分も審議の中でチェックしていきたいと思う。

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