サヨナラ

「平成」最後の日。

平成は「進化」の時代でした。ポケベルがPHSに変わり、携帯電話が普及し、それがガラケーと呼ばれて今はスマホが隆盛を極めています。通信手段も通話に加えて、メールが増加し、そしてLINEへ。初めてPHSからメールを送った時のあの衝撃が懐かしいです。

そういった進化とは裏腹に日本のGDPは中国に抜かれて、世界3位に転落。高度成長期に終止符が打たれ、グローバルスタンダードの名の下に終身雇用・年功序列という働き方が薄れました。

平成は「災害」の時代でもありました。とどまることのなかった自然の脅威に多くの方々が犠牲となりました。それは、私たちに命の大切さと生かされていることの喜びを教えてくれました。

そして、国内においては一度も戦争の起こらない「平和」の時代でもありました。それは、天皇陛下の願いでもありました。皇室のあり方を模索し、常に国民に寄り添い、全身全霊で一人ひとりの幸せを祈り続けてこられた天皇陛下と皇后美智子さまに謹んで感謝を申し上げます。

私は16歳、高校二年生の冬に「平成」を迎えました。少年から、青年。そして、青年から中年へと大人の階段を平成と共に上ってきました。いろんな事がありました。新しい時代もまた、いろんな事があるでしょう。それでも、喜びも悲しみも、楽しいことも辛いことも、あるがまま受け入れられる人に少しはなったかなと振り返っています。

さらば、平成。ありがとう。

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