来年度当初予算案が審議の柱となる3月定例会が昨日、開会しました。
昨日は高橋市長による施政方針が示されました。それを受けての今朝の地元紙記事はこれでした。
まあ、話題としてはそうなんだろうなあとは思いますが、私からすると「災害時専門職ボランティア登録制度」の創設や、市営温泉3施設の民間譲渡に向けた具体的取り組みなど、注目すべきものは他にもあったのですがね。
さて、その大型公共施設の更新ですが、来年度は市民検討委員会を設置するなどして検討を進めるそうで、一般会計当初予算案に100万円の予算が計上されています。
前回の反省を込めての市民検討委員会だと思いますので、それは歓迎すべきものですが、ゆめゆめ、「建設ありき」の議論にならないようにお願いします。いろんな答弁のたびに「厳しい」と繰り返す財政状況もきちんと開示していただきたいです。生活インフラも含めた市民要望には応えられていないのですから。
高橋市長は施政方針で市政の運営にあたり「市民の皆様との対話を重ねながら、粉骨砕身努めてまいりました」と語っていましたが、私からすれば不十分です。住民主体の市政でないのは、私たちが毎年行っている議会報告会・意見交換会でも明らかです。ぜひ、来年度はそこを改めていただきたいと思います。
今日の当初予算審議。中身は継続・拡充事業が多く、「おー!」というものがないと感じます。しかしながら、チェック機能が本分の横手市議会、相変わらず質問する人とそうでない人の温度差があったものの、長時間にわたる活発な審議となりました。
私は一般会計の歳入の部分で一つ質問しました。それは自主財源確保のための収入増加策。持続可能な市政運営のために重要な課題ですが、来年度の取り組みはグリーンスタジアムよこての外野フェンスに企業広告を載せる事業だけ。心もとないです。
一昨年12月定例会の私の一般質問で「やる方向で検討します」という自主財源確保の取り組みをデータベース化する作業も「なかなか事例が集まらなくて・・・」と進んでないようでした。一般質問するにあたって、私一人でだっていろいろ集められたのに・・・多分、集まらないのではなく、集める努力が不足しているんだろうと思います。
明日と明後日は休会日ですが、明後日は広報分科会があります。