「県内若手議員研修会」報告の第2弾です。
市川市長との対面を終え、バスに乗って旧上浜小学校へ。
閉校となった校舎は、地域ベンチャーの拠点「わくばにかほ」となっています。ジェイアール東日本企画が支援する一般社団法人ロンドが運営しています。
体育館はドローンスクールの実践の場としても活用。
ここではJ企から出向してきた若手社員や地域おこし協力隊のメンバーが、それぞれの“想い”を持ちながら活動しています。ちなみにJ企とにかほ市は包括連携協定を結び、今後もいろいろと“仕掛け”をするようです。
グループワーク形式で意見交換しました。
地域おこし協力隊のメンバーは「食」に関心があって、にかほ市を選んだ男性や3×3(スリーエックススリー)のプロチームの仕事をするために北秋田市から移り住んだ女性など多士済々です。行政から「これをやりなさい」と縛りは特にないそうで、自己実現のために自由にやらせてもらっているという雰囲気を感じました。
次に、旧上郷小学校へ。ここには関係人口(←横手市でいうところの応援人口)の拠点という位置付けで「にかほのほかに」が開設されています。
にかほを応援する人たちと地元住民の交流の場として活用してもらうべく、ワークショップや各種イベントが開催されているそうです。
インターネットラジオのスタジオも。
ラジオには地元の人たちが順番に出演して自由にしゃべる、という番組もあります。「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングのようなものだと思ってください。この番組を外、いわゆる関係人口に発信しているのですが、同時に地元住民も聴いているわけで、改めて「地元の良さ」に気付いてもらうという(いい意味での)企みがあるように思います。関係人口を充実させるためには、「地元をより磨いておく」必要があるからです。
「にかほのほかに」に常駐している女性のお話を拝聴しました。ラジオの担当もしていて、この方も地域おこし協力隊のメンバーです。京都出身で国際教養大の卒業生だそうです。
にかほ市では、様々なステージで地域おこし協力隊が活躍しています。その秘訣は「わくばにかほ」のパートでも書きましたが、「自己実現のために自由に活動してもらう」ことだと思います。
「任期終了後の定着率ももちろん大事だけれども、メンバーがいろんな活動をすることによって地域が活性化すれば、それでいいのではないかと思う」と地元の佐々木雄太県議がポロッと言っていましたが、私も同感です。横手市は今年度から地域おこし協力隊の募集を始めますが、是非そのようなスタンスで臨んでいただければと思っています。
今春の選挙で初当選した方々とお会いできたことも含めて、大変有意義な研修会でした。