遅ればせながら、厚生常任委員会行政視察の振り返りです。埼玉県、茨城県の自治体が取り組む子育て支援について学んできました。
幸手市・・・スローガンに「子育て応援日本一」を掲げ、ウェルス幸手(保健福祉総合センター)に子育て総合窓口を設けている他、各種の取組を行っています。
出生数をなんとか増やそうとハッピー・スマイ(米)ル推進事業や、じいじ・ばあばスタートブック、紙おむつ用ごみ袋支給、学校給食費補助制度等きめ細かく、かつ幅広い支援を行っているとの印象を受けました。
境町・・・ここはまさに「気づきの宝庫」でした。
自動運転バス
小児歯科の視点からの子育て
無料の英語教育やキッズランド併設のコワーキングスペース、全天候型スポーツパーク、道の駅さかいの整備、東京直結の高速バス誘致等々、総がかりで子育て支援を中心としたまちおこしに取り組んでいます。それは子育て支援を充実させることは高齢者福祉にもつながる、という若い町長の確固たる信念です。そのリーダーシップのもと、ふるさと納税等で自主財源を確保して5年後に「誰もが生活の足に困らない町」を目指しています。
さいたま市・・・あいぱれっと(さいたま市子ども家庭総合センター)が子育て支援の拠点。ぱれっと広場や、冒険広場といった子どもたちが自由にのびのびと遊べる環境に力を入れている点が印象に残りました。冒険広場は川崎市の「子ども夢パーク」のミニチュア版といったところか。このような施設は横手市でも空き校舎などを活用して整備する手もあるなと思います。
厚生常任委員会は「子育て支援」をテーマに所管事務調査を行っている最中です。今回の視察を市当局に対する提言の検討に生かしていきます。