通常国会の会期末まで1カ月を切りました。焦点は政治資金規制法の改正です。
昨夜のBSフジ「プライムニュース」に出演した政治ジャーナリスト・田崎史郎氏によると、法案提出時に折り合えなかった自民と公明の間で調整がつきそうだとのこと。今のところ野党も日程闘争を望まず粛々と採決に応じるようで、会期を延長することなく決着の見通しが濃厚です。自民が会期内成立を目指すのは、何を考えているかわからない岸田首相の“ヤケクソ解散”を防ぐ意味合いもあるようです。
その岸田首相にまつわる絶句しそうなエピソードを先日のネット記事で目にしました。4月の衆院3補選で全敗した翌々日、記者団を前に補選結果に言及した際に「真摯に重く受け止めております。まず鳥取、ああ失礼、今回の補欠選挙の・・・」と、なんと補選がおこなわれた島根を鳥取と間違えてしまったのだそうです。
島根と鳥取は間違えられやすい。しかし、首相の地元は同じ中国地方の広島。ましてや選挙中に2回も応援で島根入りしています。それ以前にこの国のトップが勘違いしますかね?逆転に一縷の望みを託して選挙を戦った支持者の胸中は察するに余りあります。
昨夜の番組で田崎さんは「首相は解散はできないと思う。そして秋の党総裁選に出ようが出まいが再選はない」と言い切っていました。私も身を引くべきだと思います。