会派研修~書かない窓口②網走市~

農業・漁業・観光が主要産業の網走市は人口約3万2千人。野球の強い東農大生産学部や日体大附属の特別支援学校も立地し、教育分野での誘致が盛んな印象です。

網走市役所は11月に近くに移転予定。

全若仲間の平賀貴幸議長にお出迎えいただきました。網走市は東農大つながりで厚木市と友好都市の関係にあります。昨夏、横手市議会が厚木市を訪問した折に当時の寿松木孝議長と平賀議長の間で交わした約束で今回の研修が実現しました。

さて、網走市の書かない窓口=窓口支援システムは、庁舎移転を見据えて窓口来訪のAI化を目指した水谷洋一市長からの指示を受けて現場から挙がってきた政策です。財源は国からの交付金と一般財源が半々。

北見市が“ヨコのカベ”に苦労したのと同様に、こちらも「今のままで何か不都合があるのか」という抵抗があり、できるところから始めるスモールスタートの形を選択しました。よって、市民係窓口と子育て関連での運用となっています。この手法もアリです。

網走市の導入目的も明確です。来庁者の手続きを簡略化し、サービスの向上を図るものと職員によるサービスの差(経験年数)をなくし、業務効率化で負担を軽減するという2点。庁舎移転後に全庁的な運用を目指したいとのことでしたので、今後の動きに注目です。

ここでも現場でのデモンストレーションを見せていただきました。つくづく便利なシステムだと感じます。

横手市も導入の検討をしていると思われますが、庁内の理解を得る努力といきあたりばったりの運用にならないように留意しながら進めてほしいと思います。

 

 

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