読書

 最近読んだ本。

 「政治改革の熱狂と崩壊」(角川oneテーマ21)。就寝前にちびちびと読んだ。細川、羽田内閣で大蔵相、鳩山内閣で財務相と財政通として知られ、「小沢一郎最後の側近」ともいわれた藤井裕久氏が自戒を込めて「冷静な政治」を求めている。日本列島改造論、バブル経済、政治改革、郵政解散・・・国民が興奮したその先には「底」が待っている。

 風邪で静養中に読んだ「町内会は義務ですか?」(小学館新書)。うっかり、自治会長(町内会長)を引き受けてしまった私と同じアラフォー世代の著者が自らの体験を通して、町内会のモデルの一例を示している。町内会のスタイルは地域によって様々で、著者の示したものがベストではない。が、少子高齢化時代の中での町内会のあるべき姿を見据えた貴重な提言だ。

 アラフォーといえば、これ。「アラフォー男子の憂鬱」(日経プレミアシリーズ)。会派研修の往復の新幹線で一気読み。バブル経済の思春期を過ごしてはみたが、大学の偏差値は高いし、就職氷河期にぶち当たるし。ようやく就職できたと思ったら、今度はリストラ候補・・・と散々な目に遭ってる(!?)アラフォー男子の代表格4人が様々な角度からその悲哀を論じる。でも最後は「僕らはボリュームがあるから、僕らだけでビジネスが成立するよね」とやたら前向きに結論づけている。そうだ!明るく生きよう!

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