民主党豪雪災害対策本部が来横

 報道にあるとおり、昨日は民主党本部から豪雪災害対策本部のメンバーが横手市、湯沢市を視察した。私も、横手分でオブザーバーとして参加した。

 北庁舎で横手市と秋田県からの要望をヒヤリング。視察団一行は北海道選出の鉢呂吉雄衆議院議員(本部長)、山形県選出の近藤洋介衆議院議員(事務局長)と、北国の事情がわかる方々がいらっしゃったので、質疑応答もスムーズなものだった。

 鉢呂さんからは、受け身の対応ではなく、各省庁が積極的に情報を収集して自治体と連携をとるようにお願いするという言葉を頂いた。

 今回の豪雪では様々な課題が浮かび上がっている。建設会社が減ったことによる除雪能力の低下、自衛隊派遣の是非、空き家の雪下ろしなどなど。今年を教訓に地域・基礎自治体・県・国が一緒にこの課題に向かっていくというお互いの姿勢が大事である。

 現地視察は平鹿地域のりんご農家へ(写真)。「横手のりんご生産は県の7割を占めている。ここがダメになったら秋田の果樹は壊滅的な打撃を受ける。なんとかしてほしい」。切実な訴えは与党・民主党に届いたはずだ。

 視察団一行と別れ、小田嶋伝一県議と知り合いのぶどう農家へ。

 

 ここ数日の暖気でかなり雪は下がったが、それまではほぼ雪に覆われていたそうだ。農道沿いは1mくらい掘って、枝をなんとか出すことができたが、中の方は雪を寄せるところがなくてできていない。りんごとぶどうは横手が誇る二大果樹。再生しなくてはダメだ。

 さらに小田嶋県議と雄物川地域へ。京野公子衆議院議員、小沢秀宏議員と合流。国道107号線の上法寺橋が先月、冠水したとの事で現地をみる。橋の下は大沢地区の流雪溝の水が流れ出すところで、そこが欄干まで雪が詰まってしまい、あふれたのだという。そんな事があり得るのか、と驚きつつも改めて雪の恐ろしさを感じる。現地で説明してくれた方も農業をやっている。「この雪は俺らに農業やめれっていってるんだべが・・・」。もうTPPどころの話ではない。横手の、秋田の農業が悲鳴を上げていることを全国の方々に知って頂きたい。

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