かみ合わなくとも

 写真は本庁舎6階、新風の会控室から見た市内。家が近いということもあり、私と高橋聖悟議員は閉会中もこの風景を眺めながら、時々ここで調べものをしている。

 一般質問は今日が最終日となるが、昨日・一昨日は新風の会から高橋聖悟議員、加藤勝義議員が登壇した。両者とも見(聴き)応えのある内容だった。登壇に向けて本当によく調べている。そして、数字から追っていっている。さすが!加藤さんの子宮頸がんワクチンの話は実は議会として、前任期で陳情を採択し、予算も可決したという責任がある。だから、やってもらって本当に良かったと思っている。

 議員として、一般質問を経験してわかること。よく、テンポが良くてかみ合っている議論が聴きやすいし、わかりやすいという評価を受けることがあるが、私は必ずしもそうではないと思う。一昨日の聖悟さんの質問はお世辞にもテンポが良かったわけではないし、学校統合の項目ではまるでかみ合っていなかった。でも・・・一枚上手だった伊藤教育長の答弁に「うーん・・・」と唸りながら必死に食らいつく姿はまさにガチンコ勝負であった。

 誤解を恐れず書くが、テンポが良く、かみ合う議論というのはややもすれば予定調和だったり、あるいは担当部署に聞きにいけばすぐわかることをなぜかわざわざ市長に問うことからそうなるわけで、要するに当局にとっては答えやすい、卸しやすいわけです。それよりは聖悟さんの時のように自分の意見を、頭が真っ白になりながらぶつけていく。それに当局が応える。それが一般質問の本質だと私は思う。

 別にテンポの良い質問、かみ合う議論が×ということではない。根拠がしっかりしていて、論点さえぶれなければかみ合う、かみ合わないは関係ない。そして、いい質問をする議員というのは必ず周りに批評してくれる先輩・同僚議員がいるものだ。それを頭でっかちにならず受け入れること。それが大事。さ、私は12月がんばります。
 
 今日は本会議の後、議員懇談会と議会改革推進会議もある。

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