中道保守

 「<戦後保守>は終わったのか」(日本再建イニシアティブ・角川新書)は自民党が展開してきた中道保守を土台とする戦後保守政治がいま、岐路に立っているという観点から中道保守というものを検証してみようという本である。まだ読みかけだが、とても面白い。

 一昨日の「<地方創生>を学ぶ研修会」。講師の金井氏は結論からいって安倍政権の地方創生政策に真っ向から反対する方であった。以下、順不同で氏の発言をかいつまんで紹介する。

●人口減少社会を考える上で本当に大切なのは、大都市圏での働き方の問題である。それを地方の問題にすり替えている
●増田レポートの「地方消滅」は結果的にショックを与えてパニックを起こさせる“ショック・ドクトリン”の手口だ。
●40年以上も前に人口減少はわかっていた。国政レベルでは気付かないふりをしていたが、地方はすでに気づいていた。だから、今回の「地方消滅」にも地方は比較的冷静に対応しているのが救い。
●地方創生は人口を目標に据えさせているが、人口減少は客観的にみて止まらない。結局、地域間・自治体間での共食い競争にしかならない。一部の地域だけが助かる政策は国のやることではない。
●よって、「人口ビジョン」は適当につくれ。
●地道に地域づくりに取り組んできた自治体・地域がある。それでもうまくいかない場合もある。それを下支えするのが国の役割だ。
●地方創生は一地方としてではなく、国全体としてどうしたらいいかという視点が必要。
●地域間・自治体間の競争ではなく、共生・共創。それを可能とする体制の再構築が必要。それは増税によって財政を強化し、社会保障のセーフティネットを貼って社会保障による有効需要喚起による経済の安定を図る。

 以上の発言をみると、金井氏はどちらかというと大きな政府で社会保障の充実を中心とした国づくりを志向する方とみた。これがいわゆる宏池会や旧・経世会といった自民党穏健派が戦後おこなってきた中道保守の考え方である。懇親会で氏にそのことを問うと「いや、そういう意識はないんですがね・・・」と答えられていたが(^_^.)

 私は地方主権論者なので、その部分は少し氏と考えが違う部分があるかもしれないが、総じて、中道保守や以前も書いたが中島岳志氏が提唱しているリベラル保守といった路線を日本はとっていくべきなのかなと思っている。だとすれば理想は自民穏健派+民主という組み合わせなのだが・・・今のところ現実味はないですね、はい。

 さて、昨日は早朝、この冬最大の盛りになっていた雪と格闘し、午前は町内会館の雪下ろし。昨年までは業者さんにお願いしていたが、今年は「自分たちでやろう!」ということで30人ほどが集まってドカドカと。

 午後は光明寺公園で連合秋田・横手湯沢地協の雪像づくり。終了後、温泉で疲れをとり、慰労会。

 かまくら・ぼんでんを中心とした横手の雪まつり。間もなく開幕です。

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