仙北市へ

 奥山豊和代表・佐々木雄太事務局長体制になって初の全若東北ブロックの研修会に出席するため、昨日・今日は新庁舎建設問題で議会が揺れている仙北市へ。

 まずは田沢湖庁舎となりの田沢湖総合開発センターで臨時総会。8月末をもって代表を退任し、一兵卒となった私だったが、会員各位の心遣いにより会則を変更し、「顧問」という肩書を与えられた。ま、何かあったら相談してくださいね。

 その後、同会場で研修会その①。仙北市の小田野直輝総務部地方創生・総合戦略室統括監より「仙北市地方創生・近未来技術実証特区~農林・医療などの総合的な交流拠点を目指して~」と題した講演。

 仙北市は特区にかなり積極的に取り組んでおり、そのメニューは温泉、医療、農業、観光、NPO、労働、ドローンと多岐にわたる。それぞれ単独で展開しているのもあれば、メディカルツーリズムや農家民宿といった組み合わせで事業を行なっているものもあるが、特に力を入れているのはドローンという印象を受けた。

 ドローン技術を薬剤や学校図書の輸送、災害時の支援物資輸送、火山監視、山岳遭難救助、インフラ点検、測量・計測といった部分で活用することをイメージしている仙北市だが、ドローンはいずれAIの進展によりどの自治体も等しくその活用ができる時代になると思う。その時に“先駆者”としての優位性を発揮できるのか注目していきたいところだ。

 仙北市議会の議場を視察。演壇はなんと樺細工!

 宿泊先は(株)わらび座が運営している温泉ゆぽぽ。いい景色ですね~!

  お湯も柔らかでgood!交流会も大変盛り上がりました。

  一夜明けて、今日の午前は研修会その②。わらび座の山川龍巳社長の講演を拝聴。

 たくさんのヒントをいただいた。以下に発言の一部を記す。

●東北人は「四季の美しさ」を体質的に持っている。

●「演技」は嘘をつくことではない。真実を広げてみせること。演じる力は恥ではない。

●コミュニケーション力とは、空気を読むなどの力ではなく、お互いの差異をすり合わせる能力のこと(平田オリザ)。考える力よりも感じる力。話す力よりも聞く力。

●東南アジアの観光客が沖縄で買うお土産は夕張メロン。この事実をどう感じるか?

●地域のために、社員のために、「いま必要なのは何か」を常に考えている。

  田んぼのど真ん中に700席の本格的な劇場をつくり、「奇跡の劇場」といわれているわらび座。演劇を守るために温泉、ホテル、地ビール、ブルーベリー栽培、工芸館と事業を広げているが、それがそのまま地域貢献につながっている。「民」の持つ本来の力をありったけ発揮している企業のトップの一言一言は心に響いた。

 午後はミュージカル観劇のオプションも用意されていたが、私は「横手市社会福祉大会」出席のため横手へ戻った。地元の田口寿宜、高橋豪、佐藤大成の各議員には大変な中、本当にお世話になった。ありがとうございます。

 明日は岐阜県垂井町議会の皆さんの行政視察対応です。

  

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