やはり

 国会では、「籠池砲」が炸裂中です。

 昨日、3月定例会が閉会しました。当局提案の議案はすべて可決されましたが、先日のブログで危惧したとおりの事が起こりました。やはり・・・という感想です。

 発端は高橋和樹議員の一般質問でした。市役所内部で発生した問題が議会に報告されていない、コンプライアンスはどうなっているの?という趣旨の中で具体的に数件の事例を挙げ、詳細を報告するように求めました。

 その報告書が先日の議会運営委員会で示されたのですが、それを見てすぐに私は「これじゃ和樹さんは収まらないだろうな」と思いました。昨日の全員協議会で正式にその報告書をもとに各担当部署からの説明があったのですが、やっぱり和樹さんは収まりませんでした。私を含めた多くの議員も説明は不十分、との認識を持ったようです。

 全協では、私は黙っていようと思っていましたが、ある件でのやりとりを聴いていて当局がはっきりと答えていないものがあったので、はっきりさせようと単純な質問をしました。それはある施設で起きた公金の一時紛失です。紛失した際の状況は事細かに説明するのに、発見時の状況説明があやふやなのです。

 「いつ、どこで、誰が」発見したのか。本当に単純な質問です。それがわかるのに数回のやりとりを要しました。それでも、「どこで」の答えは「事務室」としか答えが返ってきませんでした。

 大事なお金がなくなって、懸命に探して、10日後くらいに発見されたときの責任者と当事者のやりとりを皆さん想像してみてください。「事務室から見つかった」だけで済みますか?普通なら「事務室のどっから見つかったなよ?」と責任者は聞くでしょう。自然な会話の流れでしょう。それを言えない。私の経験からいってもそんな組織はあり得ません。不可解です。

 とまあ、その他にも数々の疑問が残り、今朝の地元紙既報どおり、佐藤誠洋議員から今回の報告の中から2件に対して、議会から監査請求するという緊急動議が出され、賛成多数で可決されました。何も好き好んでやっているわけではありません。しかし、疑問があれば調査する。私たち議会の当然の役割です。

 過ちを改たむるに如くは無し。

 

 

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