政治学の世界では著名な江藤俊昭・山梨学院大教授をお招きし、昨日は「横手市議会研修会」が開催された。湯沢や仙北の市議も出席されての講演であった。
演題は「どうする?地方議員の待遇と後継者~<住民自治の根幹>としての議会を作動させる~」。議員活動を行う中で誰もが直面する悩み深きテーマである。
議会基本条例や議会報告会をもとにした政策提言、報酬・定数の考え方、厚生年金制度の加入問題等、多岐にわたってのお話。改めて議会としての政策提言力向上と市民の皆さんとの“協働”がこれから大事になっていくのだなと感じた講演であった。そして何をやる(変える)にしても肝要なのは議論を尽くす、ということ。「経過」が大切だとも先生は強調されていた。これ、わかっているつもりでもなかなかできていない部分である。
さて、こういった研修を受けて更なる資質の向上を図っていこうという横手市議会であるが、それ以前の問題で恥ずかしながらもここで書いておきたいことがある。昨日、サイボウズ経由での連絡で、来週行われるある行事の出欠の連絡がいまだにない議員がいて早急に返事をしてほしい、という旨の話が主催者から議会事務局にあったという。
実はそういった「行事出欠の返事をしない議員がいる」という話は以前、某課長からお聞きする機会があってその時は大変恥じ入ったのだが、いまだにそれが続いていることを知って愕然とした。私はご案内が来ると返事の締め切り日を確認して、それを手帳に落とし込む。だから意外と締切日ギリギリでの返事になるので主催者はやきもきしているかもしれないが、きちんと締め切り前に返事はする。っていうか、それが社会の常識である。
議会で、当局に対していろいろと立派なことを言ってても、こんなことすら守れないのであれば何の意味もない。年齢が下から二番目の若輩者がこんなことをいうのは生意気かもしれないが、情けないよ!本当に。やることをきちんとやってから当局に向かっていこうよ。議員である前に社会人としての振る舞いをしていきましょうよ。自省を込めて・・・