今朝の地元紙
そして全国紙
おそらく、この情報はすでに市にも入っていたかと思いますが、ぜひ動いていただきたいと思います。ただし、丁寧な進め方(プロセス)が大切です。公共施設特別委でも中間報告で「複合化」を提言しています。市内の他公共施設の状況も踏まえてあらゆる選択肢を排除せず議論しなければいけませんね。
そしてポイントは“官民挙げて”です。「つくってください、お願いします」だけではダメだということです。オールお任せ主義からの脱却。それなくして横手市の未来はあり得ません。
さて、本題です。先日、議員控室にいたら菅原恵悦副議長が部屋に入ってきて、「おめ、ベーシックインカムって知ってるが?」と聞かれました。その日、副議長が出席した「秋田さきがけ県南政経懇話会」の演題がベーシックインカムだったそうです。
最近読んだ本
「人工知能と経済の未来」(井上智洋・文春新書)
この中にベーシックインカムが出てきます。ベーシックインカムとは、「収入の水準に拠らずに全ての人に無条件に、最低限の生活費を一律に給付する制度」です。良く言えば「社会保障制度の理想形」、悪く言えば「究極のバラマキ」です。
この制度を否定できないことの大きな要因に人口知能(AI)の進化が挙げられます。先に紹介した本では、AIは15年後くらいには汎用化され、それによって今ある多くの職業(雇用)が失われるだろう。その対策として必要である、と述べています。
AIは少子高齢化による労働力不足に対応し、技術革新も伴います。だから、その成長を止めることはできません。しかし、一方で進化し過ぎるあまり、格差がどんどん開き、そして雇用の大喪失に結びつきます。こういった未来予測も踏まえたうえでこれからの地域社会の在り方も考えていかなければなりません。