民主党代表選

 たしか6月にこの話題に触れたような気がするのだが、その後、菅首相が粘りに粘った。この粘りは是非はともかく、小泉氏から後の歴代首相が1年前後であっさり辞め、「軽い」というイメージが定着した首相の座というものが「みんなが辞めろといっても、そう簡単にいきませんよ」という政治の最高権力たるイメージに多少は引き戻したような気がする。といっても菅さんも1年ちょっとだったが。

 で、次期首相を決める民主党代表選挙である。「1回休み」とみられていた前原氏が立候補表明し、一気に本命に浮上した。前述のとおり、首相の座は本当は軽いものであってはいけない。そういう意味で(首相になれる、なれないは別として)「次の次」を狙っていた前原氏の方針転換は歓迎すべきものだ。

 アメリカの民間格付け機関のムーディーズが日本国債の格下げを発表したが、その理由のひとつは「首相がコロコロ変わる」であった。そういう意味からも次期首相は少なくとも再来年の総選挙まで日本のかじ取りを行ってほしい。切にそう願う。

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