月刊ガバナンス5月号

 連休の空いた時間で「月刊ガバナンス」5月号を読みました。この情報誌は前回書いた「ピンときちゃった」という気付きを私に与えてくれるものの一つですが、特に今号は読みごたえがありました。

 巻頭インタビューは土山希美枝・龍谷大教授。土山氏は「地方議会人」でも連載をもっていた方ですが、正直いうとその頃はあんまり興味を引くようなことを書いていなかったような気がしていました。が!「政策課題に向き合い、責任を持つ<政策議会>に」というインタビュー記事を読んでガラリと見方を変えました。なかなか素敵なことを語ってくれています。以下に列挙。

●「行政は間違わない」を前提に、「間違っていないことを確認する」だけの議会になっていないか。そのような在り方は唾棄すべきだ。

●議会は執行機関から出された議案の審議だけでなく、まちの課題を自ら提起し、その提起によって、市民が自分ゴトに感じ、議会に声を寄せる。そのようなことを多層的に積み重ねていくと、まちの自治の形が見えてくる。

●(一般質問は)事実をベースにして、分析と主張を積み重ねることが重要だ。

●一般質問は議員一人でもできるけれど、「議員一人のもの」ではないものにすることが大事。

●議決によって起こることに責任を取る覚悟が議会に問われている。

 今の横手市議会に欠けていることばかりです。土山先生、大変失礼しました。これからはもっと注目していきます。

 その他にも国政における「政と官」の在り方や、見附市の“健幸”都市づくり、安倍政権と地方政策の関係や郡上市の観光立市(←関係人口政策も関わっています)、森林経営管理法案、地方議会の広域連携といった「!」がたくさんありました。

 月刊ガバナンス、私の他にも定期購読されている議員はいるかと思いますが、議会図書室にも置いてます。読むのと読まないとではかなり違うと思うのですが。

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