国民党旗揚げ

 民進党と希望の党が合流した国民民主党が昨日、旗揚げした。両党からの参加者は6割弱にとどまり、厳しい船出となった。が、主要野党が3分裂していた中で少なくともひとつの塊をつくったということは意味があるものだと思う。無所属の方々もほとんどが立憲民主党か国民民主党どちらか寄りであり、自民党に対抗し得る主要野党はまずは2つとなった。

 今後、重要なのは立民党と国民党が国会運営や来夏の参院選での連携・協力をいかに強固なものにしていくか、である。その姿勢を見せなければ国民の支持や政権交代の機運はいつまでたっても上がってはこない。政権交代可能な二大政党が切磋琢磨し、良い政策づくりを競い合う。それが理想であるが、野党が分かれている現状はいいことではない。両党が譲り合い、溝を埋め、政策を統一していく努力が求められる。

 今回の再編劇によって、私が政策議員となっているNTT労組の組織内国会議員は3名が立民、1名が無所属という形になり“ねじれ”は解消された。「生活者」の視点に立った政治の実現のため、尚一層のご奮闘を期待したい。

 

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