オッペンハイマー

大学時代に「原爆の父」J・ロバート・オッペンハイマーについての授業を受けていました。科目は(たしか)地理学概論なのですが、阿武隈山地への遷都論を唱えていた担当の故・村山磐教授が彼に関する評伝を著していて、それをテキストにしながらの講義でした。今考えればなぜ地理学とオッペンハイマーが結びつくのか謎ですが、当時は単位を取るのに必死でそれどころではありませんでした。

昨日、大曲でアカデミー賞で作品、監督など最多7部門の賞を獲得した「オッペンハイマー」を鑑賞しました。広島・長崎で未曽有の犠牲者を出した原爆製造の責任者の心情を描いたものですが、ストーリーの軸は戦後に水爆実験の是非をめぐり確執を深めていったアメリカ原子力委員会のルイス・ストローズ委員長との対立で、そこらへんは予習していかないとさっぱりわからないかも。

村山教授の授業や著書により、オッペンハイマーが原爆投下の惨禍を重く受け止めて戦後は軍拡競争に深い懸念を示したことは知っていましたが、この映画でも彼の苦悩が十分伝わります。

今もなお「これ以上の犠牲者を出さないために戦争を早く終わらせる必要があった。だから、原爆投下は正当だった」という世論が残るアメリカにあって、このような作品が出たことはとても意味あるものだと思います。

 

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労働組合の意義

昨日の地元紙一面に、今年の春闘に関して連合秋田がまとめた中間集計の記事が載っていました。中小労組の賃上げが1万2123円と全国平均を上回る数字となっているということです。

最近の物価高を反映して全体的に「賃上げ」ムードですが、各組合の粘り強い交渉が結果に表れたのだと思います。その頑張りは労働組合を持たない企業の賃金にも少なからず影響を与えます。そこに社会の中での労働組合の存在意義を見い出せます。

今、セゾングループを構築した堤清二氏の評伝を読んでいます。文庫化にあたって追加された章では、昨年のそごう・西武売却に際して労働組合が起こしたストにも触れています。

従業員の雇用を守るために本気度を示すこと、そして会社全体の危機と捉え親会社のセブン&アイと対峙する覚悟を決めた行動に対して、世論の反応は意外と言っては失礼ですが好意的でした。

少なくとも、連合に加盟する労働組合は「労」だけの都合を主張するのではなく、「使」の現状も理解したうえで様々な交渉事を行います。

今回のストも、売却によって西武百貨店池袋本店の売り場面積が削減されると秋田のような地方店の取引先ブランドとの関係にも影響が出るという、まさに「使」側の視点にも立った上での苦渋の決断でした。ストが旧セゾングループや同業他社などの労組の支援を受け、そして世論にも支持された理由はこんなところにあるのかもしれません。

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今日は

桜の開花まであと少しでしょうか。

今日は朝7時ちょっと前からの少年保護育成委員会活動から。小売酒販組合の皆さんとJR横手駅を乗降する高校生に「お酒はまだダメよ」ポケットティッシュを配りました。

日中は「清新」配付の時間がとれました。過ごしやすいお天気でしたので、快調に動けましたです。

お昼は道の駅さんないで定番のかき揚げそば&おにぎりです。スタンプがたまったので、そばは無料になりました!次は「生たまごサービス」を目指します。

 

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一転して・・・

アクア君の中で冷房をつけるほど暑かった昨日と打って変わり、今日は雨降り。しまいかけたタイツを引っ張りだすほど寒い一日でした。

午前は雨具と長靴着用で隣接町内会を「清新」配付。5千歩弱歩きました。昨日もいろいろと動き回って1万歩以上いったので足がくたびれぎみです。お風呂でよくマッサージしようと思います。

午後は母校の横手南中入学式。体育館内に掲示されている歌詞を必死にのぞきこみながら校歌「ひとすじの道」を歌う新入生に初々しさを感じました。充実した三年間になるといいですね。

その後、歯科に行く間に5カ月ぶりに監査委員事務局に寄ってみました。大森浄化センター整備事業における監査請求がおこなわれ、タイトなスケジュールで結論を出さなければなりませんが、体調に留意されながら精励ください!

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春ですねその②

春先はいろいろとやることが多いです。

今日は絶好のお天気の下、冬囲い外し。サクサクと進んで午前中で完了しました。大仕事を終えた気分です。

「春の交通安全運動」が始まってます。一昨日は地元町内会の皆さんと交通安全旗を設置しました。年々、手伝っていただける方が減っていまして町内会・自治会の今後はどうなるのなあと悩んでいます。

明日からの三日間は市内小中高の入学式に参列します。それぞれに式の雰囲気が違って、うまい表現が見つかりませんが味わい深いです。

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春ですね

だんだん春らしくなってきました。

今日はタイヤ交換から。一昨日やろうかなと思って、行きつけのお店に電話したら「すごく混んでるので金曜日がいいかな」とのことで予約して交換してもらいました。といいますか、タイヤも新品です。

午後は議会報告「清新」配付。火曜日から始めましたが今日は隣接町内会を徒歩で廻りました。風が少しありましたが、歩くと汗ばむくらいで上着なしでちょうどよかったです。今回の「清新」には3月定例会で可決された議員報酬と市四役の給与引き上げについても触れています。最終日いろいろありすぎて地元紙の記者さんも書ききれなかったのか記事を載せていませんでしたので、その経緯を含め明らかにしています。

明日は横手体育館建設工事安全祈願祭に出席、日本基督教団秋南教会の会計監査という予定が入っています。

P.S.それにしても最近は地震が多いですね。一昨日は「沖縄が揺れた!」と思っていたら台湾で大きな地震だったんですね。一日も早い復旧をお祈りします。そして、昨日は福島県沖で。横手も震度3でした。おっかないです。

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会派・さきがけ視察研修in田辺

田辺市は人口6万人余り、1000k㎡以上の面積をもつ和歌山県第二の都市。JR紀伊田辺駅前には武蔵坊弁慶の像が立っています。父が熊野水軍の別当・湛増という言い伝えによるものだそうです。自民党の二階俊博元幹事長のお膝元で、道路端の至る所ににこやかに微笑みかける二階さんのポスターが張り巡らされていました。

田辺市の研修項目は「空き家問題」です。市が空き家の所有者と隣接住民の間に入って、解体費と登記費用程度の予算で売買が成立するように斡旋する制度をつくっているいうことで注目されています。

実際、研修してみるとそのような単純なものではなく、個々の事情に応じて臨機応変に対応しながら解決を図っていくという取り組みをしていました。決まりに基づいて難儀しながら空き家を解体してもらっても、結局はそれが「放置空地」となり、また草木繁茂の苦情に追われることになります。であれば、「活用できないか?」という視点で行政がコンシェルジュ的な役割を担っていこうという発想から生まれた手法だそうです。

法律や条例に抵触しないかぎり、どんな手を使ってでも解決していくという田辺市の姿勢の根本は「空家等対策の推進に関する特別措置法」第一条に書かれている「地域住民の生命、身体又は財産を保護するとともに、その生活環境の保全を図り(中略)もって公共の福祉の増進と地域の振興に寄与することを目的とする」に真摯に向き合っていることにあります。

ややもすれば、法律や条例は「●●してはいけない」といった規制マインドでとらえられがちですが、田辺市は行政の最もやるべき「住民に寄り添う」という本質に素直に従って政策を推進しています。この斡旋制度をそっくりそのまま横手市にあてはめるわけにはいかないと思いますが、その姿勢を見習って今以上に創意工夫を重ねる努力が必要だと感じました。

 

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新年度

春センバツ100年の節目に頂点に立ったのは〝機動破壊〟高崎健康福祉大高崎でした。昨日の決勝で報徳学園を破り、群馬県勢センバツ初Vです。健大高崎としては春夏通じて初優勝。おめでとうございます。報徳は2年連続の準V。悔しいでしょうが夏に向けて自信になったと思います。

新年度が始まりました。議会事務局に新たなスタッフが入ってきました。SY局長が昇格して復帰。議員以上に議会改革の重要性を理解している方です。そして、文化財保護課からS T Y 副主幹と商工労働課からS T R 副主査。市長部局とは勝手が違うと感じるかもしれませんが、がんばって下さい。

今日は横手理容組合の総会懇親会にお招きいただいています。そして、夜は議会事務局の歓送迎会です。

P.S.30年前の今日、私は北上市での入社式で社会人としてのスタートを切りました。フワフワした部分と緊張が入り交じった、何とも言えない気分だったなー。

 

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惜別

今日は午後から小田嶋伝一・元県議の葬儀に参列します。長年にわたって農業をはじめとした地域の振興に情熱を傾けてこられました。

私は市議になる以前から民主党の活動で小田嶋先生に大変お世話になり、先生が政界を引退されてからも折に触れご自宅にお邪魔し、薫陶を受けてきました。

ユネスコ活動などを通じて、平和への強い希求を持ち続けられました。私が先生から横手ユネスコ協会の会長を引き継いだ時には「大変だろうけど、8月15日の平和の鐘を鳴らそう集会だけは続けてほしい」と真剣なまなざしで仰られたことが印象に残っています。

13年前、県議選で落選が確定的になったときに私の横で「さあ、敗北宣言するべ」と潔く立ち上がった先生。長男の契さんが支持者の前で「親父がようやく上台に帰ってきます」とあいさつした瞬間に、なぜか私の目から涙がこぼれたのを今も憶えています。

先生、今年の8月15日も西法寺に集います。空の上で、一緒に平和の鐘を鳴らしてくださいね。

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アクシデントもありましたが!

すでに会派の先輩方がブログにUPしてますが、火曜日から三日間の日程で会派研修に行ってきました。行先は私にとって初の和歌山県です。

田辺市と新宮市に伺う予定でしたが、南紀白浜空港に着陸するはずだった飛行機が悪天候の影響で羽田空港に引き返すというアクシデントが発生しました。なんとか横浜駅西口のホテルに宿泊でき、翌日和歌山入りすることができました。

初日に研修予定だった田辺市役所さんにはご無理を言って二日目に延ばしていただくことができましたが、その二日目に行こうと思っていた新宮市の丹鶴ホールの視察はあきらめざるを得ませんでした。しかし、田辺市での研修は非常に実りのあるものでした。詳細は後日報告します。

今日は県外出張中の小野議長に代わって、異動する議会事務局職員の辞令交付式を行いました。役職定年を迎えたT局長は農業振興課へ。個性的な議員の対応に気苦労が多かったことでしょう。少し肩の荷を下ろしながら精励ください。SM副主幹はまるごと福祉課へ。小中高の後輩でしたので秘書のごとく頼ってしまいました。ごめんね。F副主査は大森病院へ。林活議連やICTPTで難儀をかけました。新天地でのご活躍を祈念します!

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