議会モード

 12月定例会を来週に控え、議会モードに入った・・・と書くと「おまえは普段のんびりしているのか?」と誤解されそうだが、そういう意味ではありません。議案書が届き、議案説明会があり、それに向けての準備が始まるということ。ま、このブログを見てくださっている方々はきちんと理解してらっしゃると思います。

 という事で、今日はこれから会議の連続で登庁。産業建設常任委員会協議会→議案説明会→議会運営委員会と続く。そして夜は未来型政策課題研究会の忘年会があるが、いつも以上に膝を突き合わせて激論になること必至!課題山積なもので・・・

 明日はその課題山積のひとつである「公共温泉のあり方」についての会派説明会。先月は地域別で議員を集めての説明会があった。当局が方針を決めるリミットが近づく中、どんな説明があるのか?地域福祉と施設経営を両立させる妙案を期待したいところだ。

 今回も「清新」の配付完遂はならなかった。しかし、今週も時間を見つけて最後までがんばります。

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「訳ありリンゴ」即売会!

 ショッキングなニュースが速報として伝えられたのは週末の夜だった。昭和の大横綱・北の湖の訃報。史上最年少で横綱に昇進、在位63場所は歴代1位。幕内優勝24回は歴代5位で引退後は大鵬に続いて一代年寄を授与。2度目となる理事長就任さなかの突然の死去だった。

 北の湖は私が小学生の頃のお相撲さん。最後の優勝は昭和59年だから中一の時だ。弟弟子の大関・北天佑が横綱・隆の里を下して優勝が決まったのだが、勝ち残りで控えに座っていた北の湖が引き上げる瞬間に土俵上の北天佑に向かってニヤッと笑った場面は有名であり、今も私の記憶にも強く残っている。その北天佑も若くしてこの世を去った。またひとつ、昭和が遠くなった。

 さて、昨日は市内各地で「訳ありリンゴ」の即売会が行われた(開催趣旨は11月18日付ブログ参照)。

まずは、山内地域局前。

 続いてJA金沢給油所前。道の駅せんなんまで行列がはみ出ている!

 そして、本庁舎前。もはや箱詰めは売り切れた・・・との事。

 他会場はどうかな?と思い、佐藤誠洋議員に電話したら「増田も平鹿も十文字もすごいことになってる!」。大盛況でした!

 3連休最終日の今日は2つの行事に出席予定。

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亡国の農協改革

 50年後の歴史の教科書には、「2015年に始まった安倍晋三内閣による農協改革が、日本の地域社会と安全保障を崩壊させ、日本国家滅亡への歩みを、後戻りできない形で進ませることになった」と記されるだろう。恐らくは「日本国」のものではない、別の「何かの国」の歴史の教科書に。

 経済評論家・三橋貴明氏の著書「亡国の農協改革(飛鳥新社)」はこんなおどろおどろしい書き方で始まる。この本の論の軸は「安全保障」。農業は国家の食料安全保障の基本であり、それを担う農協(JA)を改革(解体)することは国家の解体を意味すると警鐘を鳴らしている。 

 “攻めの農業”論者の「日本の農業は保護されている=既得権益」という主張にも各国とのデータ比較をもとに「日本ほど農業を保護していない国はない」と反論、世界最大の穀物産業を抱えるアメリカの言われるがままに農業改革を行おうとしていると断じている。

 JAが地域で果たしている役割についても、その成り立ちや「協同組合」の意味するもの、性質を紹介しながらわかりやすく説明し、だからこそ、JAはアメリカが画策している日本の食料安保崩壊を防ぐことができるのだと強調している。

 儲けを目的とした“商業農業”ではなく、国民の胃袋を満たすための“国民農業”に軸足を置くこと。すなわち、いい意味での内向きの視点は忘れるべきではないというのが三橋氏の意見だ。

私の短い感想・・・三橋氏の国家思想はかなり右寄りで、いわゆる安倍首相に近い。しかし、こと経済政策については目を疑うほど日本共産党の主張に重なる部分が多々ある。面白いです。

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島耕作の農業論

 「島耕作シリーズ」の著者・弘兼憲史氏が“攻める農業”の立場から論を展開する「島耕作の農業論(光文社新書)」。

 漫画の中の島耕作はいま、会長職に就き、財界活動に力を入れ、農業を担当している。この本は内閣府の経済財政諮問会議民間議員でサントリーホールディングス社長の新浪剛史氏と作者の対談から始まる。ここでは農業を完全なるビジネスと位置づけ、日本は圧倒的に輸出額が少ないことを明らかにしている。そして、アメリカに次ぐ輸出額を誇るオランダを例えに産学協同とマーケティングの重要性、農地利用の規制緩和の必要性を説いている。

 弘兼氏は日本全国の“農業の先進地(例)”を取材している。大分県の植物工場、IT技術を駆使して安定生産をしている日本酒「獺祭」、近大マグロ。そして全体を通じて模範例としているオランダにも飛んでいる。これらが共通するキーワードは“合理化”だ。そこに日本農業の将来を見出している。

 もちろん、これまでの農政に対する批判も本の中で展開している。農地法、生産調整、補助金、農協・・・いわゆる保護されてきた農業から、普通のビジネスとしての農業への転換。その先に日本農業の発展→日本経済の復活を見据えているのである。

 私の短い感想・・・大学の農学部の重要性については「なるほど」と頷けるものがありました。

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広報広聴委員会

 まずはお知らせから。22日(日)、市内各地にて「訳ありリンゴ」の即売会が行われる。これは、先月の強風により被害を受けた農家の方々の助けになればとの趣旨でキズなどがついた訳ありのリンゴを格安で販売するもの。会場は以下のとおり。

●本庁舎市民広場、JA金沢給油所前、増田地域局前、平鹿地域局前、雄物川地域局前、大森地域局前、JA十文字支店前、山内地域局前、ゆとりおん大雄前

 時間はいずれも午前9時~午後3時。ぜひ、お近くの会場にお越しください。

 さて、先日のブログでも書いているのだが、議会広報委員会が特別委員会の位置づけに昇格し、名称も「広報広聴委員会」として新たなスタートを切った。広報分科会が議会だよりやFM番組、HP等を、広聴分科会が議会報告会、意見交換会等をそれぞれ担当する。議会運営委員を除いた全員が所属し、特に広聴部門が強化された、ということである。

 これは私が議会広報委員長だった時代に、情報発信の重要性を議会全体として意思統一するという目的で「常任委員会」化を提唱したことが発端だと勝手に自負している。それ自体は実現に至らなかったが、その意を汲んだ木村清貴・前議長が議会改革推進会議に「議会広報委員会のあり方」を検討することを諮問し、議論の末に今回の形になった。本当に良かったと思っている。

 私は今回、議会運営委員会の所属になったので広報広聴に直接携わることはないが、“横手市議会”というひとつのチームとして、私たちの活動の中身を市民の皆さんに今以上にお伝えし、いただいた意見を政策に反映していけるように努力を重ねていきたいと思う。

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月曜日

 今日の活動は来年の参議院議員選挙に向けて来横された石橋通宏参議院議員の集会に顔出し。父親を乗せて・・・と思ったら、あらら車のエンジンかからず(?_?)逆に乗っけて行ってもらいました・・・

 国政もいい意味での緊張感が大事。

 車のバッテリーを交換。作業の待ち時間に出るしいたけ茶はお代わりしたくなるほどうまいです。

 無事に車も復活し、議会報告「清新」配付へ。今日はリンゴの香りいっぱいの地区を廻る。終了後は某所で市職員といろいろと意見交換→議会事務局に寄って帰宅。

 今週は「清新」配付中心の活動になりそうです。

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内にも外にも丁寧に!

 「地方消滅」問題を提起した増田寛也氏。岩手県知事や総務大臣等を歴任し、今は東大の公共政策大学院客員教授、日本創成会議座長といった要職に就かれている。昨日はその増田氏を講師に迎えて県内の市議会議員が秋田市に集っての研修会。演題は「地方創生~人口減少社会での地域が果たすべき役割~」。

 最近は地方の声が中央に届きにくくなり、東京に対する様々な規制もできなくなってきている。これでは、地方の人口流出は止まらない。しかし、東京に人が集まっても人口減少の解決にはならず、むしろ労働力が減退し、海外からの移民政策という話も出ざるを得ない、と問題提起された。

 そして、今が東京一極集中是正最後のチャンスであり、そのためには子育て環境の充実、仕事の場の確保、高齢者の生きがいづくりで今以上に地方を住みやすい場所にしなければならないと説かれた。しかし、「地方消滅」で主張された“地方中核都市”(←秋田県でいえば秋田市)への人口集中策については語られなかった。そこが一番聴きたかったんだが・・・(^_^;)

 最近はこの増田氏の主張に対する反論もたくさん出ていて、その方々が書いた本を読み、講演も聴いている。それを踏まえて自分なりに解釈してみると、増田氏はこの人口減少に何とか歯止めをかけなければならない、そのためには、もはや地方中核都市に人を集め、そこで地方が生き残るしかないと考えている。

 かたや、一方は人口減少をある意味において受けとめながら、地方には地方の住み方、楽しみ方があり、それを持続し広げていけば地方消滅なんてことにはならない、と考えている。だからこそ、増田氏の中核都市構想こそが地方を消滅させる愚策だと言っているのである。しかしながら、「地方重視」という根本については両者は同じなのであって、あまり対立せずに真摯に議論し、歩み寄っていけばいい政策ができるのに・・・とも思う。

 さて、真摯に議論・・・といえば一昨日の臨時議会で上程された一般会計補正予算案にあった増田庁舎改修。ここに至る経緯は先日のブログ(10月28日付)を参照していただきたいと思う。私は本会議で上程に至るまでの政策決定プロセスについて質問した。

 10月15日の増田地域づくり協議会において、当局は増田庁舎に移転する増田図書館について「図書スペース(コーナー)であって図書館ではない」と説明した。これが協議会委員の皆さんの猛反発を呼んだのだが、このような場で当局が説明したということは当局内において「増田図書館廃止」という政策合意があったとみるべきである。これが事実なら大きな政策転換である。しかし、私たち議会は「地域の図書館はなくす方針です」というような説明は一切受けたことがない。

 本当に教育委員会はそれを是認したのか、それとも教委の意向を無視する形の地域づくり協議会での説明であったのか。これは大変重要な問題だと思ったので私は単純に「どっちですか?」と質問した。まちづくり推進部長は私の問いには正面から答えられなかったが、最後は「政策会議で<図書館ではない>と決定した」と答弁された。ということは教委もそれを認めたということだ。議会への充分な説明もないままに。

 その後の教育長の答弁は「その都度、都度で表現方法、理解の仕方があるが(中略)政策会議で議論を重ね、今の姿となった」と言われた。今の姿というのは、地域の皆さんの反発を受け、そしてこれはあくまで推測だが、教委もいったんは<図書館をなくす>と認めざるを得なかったものを<図書館とする>方向に押し戻し、本来の図書館という機能にした、ということだ。

 この答弁を聴いていて思ったのは、当局内部での議論、議会への説明の仕方が全く不十分だということである。そして増田の住民の皆さんの反発を受けたのも地域の意見を聴かずに庁舎改修の内容を決めようとしたからである。これは様々な場面で“順番”を間違えてしまったことに起因している。市長はじめ幹部の方々はその部分をきっちり見つめなおしてほしいと思う。

 いくつもの「うーーーーん・・・」を抱えながら一般会計補正予算案は可決された。私も最後は“増田図書館”として移転されること、増田地域の一定の理解を得られる見込みとの判断で賛成した。それにしても今年度は当局の雑な行政運営が目につく。いったい何度同じことを繰り返すのか・・・と議会も呆れている。内にも外にも丁寧に、丁寧に!

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任期の後半戦

 昨日は、臨時議会が行われ、任期の後半戦が実質的にスタートした。結果は地元紙既報のとおりだが、読んでいない方のために記します。

 議長選挙は佐藤忠久議員、副議長選挙は菅原惠悦議員がそれぞれ当選し、その任に就かれた。その後、各常任委員会、議会運営委員会、そして議会広報委員会から特別委員会の位置づけとなり、名称も変更した広報広聴委員会の選任が行われた。私は産業建設常任委員会と議会運営委員会に所属することになり、産業建設常任委員長の職を与えられた。責任重大。

 そして、当局提案の一般会計補正予算案については・・・また次回に書きます。

 今日は特別研修報告会→秋田市に行って秋田県市議会議員研修会(講師は“あの”増田寛也氏)→横手に戻って議会の懇親会という予定。

P.S.昨日は各議員連盟の役員改選もあり、スポーツ振興議連の会長に留任しました。いわゆる「スポーツ立市条例」が制定されて2年半が過ぎましたので、その検証や評価といったことも議連の中で行っていきたいと思っています。

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臨時議会

 会派研修から戻り、いつもどおりの忙しい日々を過ごしている。今日はこれから身体障害者福祉大会に出席。その後は「清新」配付。夜は会食の予定が入っている。

 そして、明日は任期折り返しの臨時議会。議長・副議長選挙、各常任委員会等のメンバー変えといった議会側の要件に加え、一般会計補正予算案等の当局提案の議案も上程され、審議→採決が予定されている。補正予算案は先日の強風によるりんご被害の支援と増田庁舎改修といった案件。

 以前のブログでも書いたが、増田庁舎改修は今のところ、議会の中で完全に納得している議員は少ないと思う。果たして提案の内容が本当に地域の方々にとって有益な施設になり得るのか否か。私たちが理解できるような答弁を期待したい。それにしても上程に至るまでのドタバタを垣間見ると役所内のガバナンスは一体どうなっているのか?と改めて疑問を感じています。

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会派研修

 金曜日から東京で会派研修だった。さきほど帰横。

 初日は東京駅真向かい、JPタワーの中にある株式会社ネットワンシステムズを訪問。ICT技術を行政に採り入れ、効率の良い、働きがいのある、そして住民サービスの向上を狙った提案を行っている企業である。子育て真っ盛りの女性職員にとっては、「こうなれば、ありがたい」と思えるような仕組みも考えられていたし、いま、議会でもペーパーレス化を目的としたタブレット導入を検討しているが、今後の議論にも参考となる気づきを頂いてきた。

 二日目は、「都市・農村共生社会創造全国リレーシンポジウム~田園回帰の時代を迎えて~」を受講。要するに、「移住の促進」ですね。地域おこし協力隊を随所にPRしているような感じもしたが・・・3名の識者の基調スピーチを聴いたが明治大学農学部の小田切徳美教授の話が一番勉強になった。

 最終日の今日は横手市職員が出向しているスーパーの九州屋を視察。昨年も行ったが、出向職員も店も変わり今年は渋谷ヒカリエshinqs店。真正面に大沢葡萄ジュースが陳列されていた。

 りんごコーナーには増田りんごも。260㎏分仕入したのが結構売れて、いまこれしかないそうです。それでも、やはり量的には他県にかなわない部分があって・・・とのこと。店内には様々な産地の果樹、野菜、魚等がズラリと揃っていて競争の激しさを改めて感じた。

 お疲れ様でした!

 

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