県南地域市議会議員研修会

 昨日は仙北市で県南4市(横手、大仙、湯沢、仙北)の議員が集まっての研修会だった。
講師は先週の東北の市議会事務局研修会の時と同じ、新潟県立大学の田口一博准教授。「地方版総合戦略と議会の役割~自治体プランと議会とのもやい直しのために~」が演題。

 話の肝はやはり、いかに議会と住民との距離を縮めるか?そのためにどんな努力を重ね、姿勢を見せるべきか?だったと思う。そして未来を背負って立つ子どもたちにいかに政治に関心を持ってもらうか?だ。政策に関心を持たなければ、政治や選挙に関心を持たない、という言葉が印象に残った。例えば、総合学習の時間に私たちが授業を受けもって、横手の未来や課題について子どもたちと語り合う、というのもいいかもしれない。

 懇親会では3市の議員の皆さんと懇談。仙北は特区、大仙は花火創造事業、湯沢は切れ者の副市長が国からやってきて、それぞれ鼻息が荒い。横手は・・・んーん・・・まずは、“もやい直し”が必要かな。

 今日は午後から来週の臨時議会の議案説明会です。

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文化の日

 文化の日。それにしても最近は連休が多いですね。

 午前はりんご農家をしている南中同級生を訪ね、いろいろと意見交換。彼と話をすると毎回「!」があって面白い。

 午後はわいわいぷらざで行われた「横手市児童虐待・DV防止講演会」に参加。講師は株式会社越谷心理支援センターの代表取締役で常磐大学大学院の教授でもある秋山邦久氏。秋田県庁出身で平鹿地域振興局にも何年か勤務していたそうだ。テーマは「子育てをもっと楽しく~子どもやる気を引き出す声のかけ方話し方~」。以下、メモしたものを列記します。

●問題を抱えている子どもに対して、見守っても、喝を入れても心は開かない=身についていないものは出てこない。
●愛情の意味はそれぞれ違う。できているものとできていないものを把握する。
●子どもたちはどういう世界で生きているか?家族の定義も人それぞれ(カツオにとって、タラちゃんは家族?親戚?イクラは?)。家族メンテナンスが重要。監視と観察(感心・関心)。「親」という字は「木の上に立って見る」。
●できないのか?やらないのか?
●スキルを身に着けて親子のパワーバランスを崩さない。
●母親ひとりではなく、“みんなで”育てる。子育てのオープン化

 もはや精神論で問題は解決しない。スキルが必要と強調されていた。有意義な1時間半でした!

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「農業」を読む

 私は横手市議会の中でも少数派に属する「非農家」議員である。そんな私が、ある方からいただいた資料をきっかけに農業関連の本を読んでみた。

 一方は農産物・食料品輸出国第2位のオランダの実情を紹介しながら、農業を“産業”と捉えている。日本経済のためにマーケティング、ブランディング、広報、ITといったものを採り入れ、攻めの農業を展開していかなければならない、と説く。当然ながら農協(JA)や国の補助金制度には懐疑的な立場だ。

 もう一方はそれと正反対。農業は国の“安全保障”という視点から、農協の存在意義を説明し、安倍政権の行った農協改革を「亡国」と批判する。また、「農業は保護されすぎている」という識者の意見や世論にもデータを示しながら、他国の方が農業を保護していると主張している。

 対極をなすこの2冊、意見は真っ二つでも、農業の、そしてこの国の未来を憂う気持ちは同じである。さて、日本農業はどちらの道を歩むべきなのか?両者の主張に一致点を見出せるのか?それとも、第三の道があるのか?じっくりと考えてみたい。

 後日、1冊ずつ詳細を紹介していこうと思います。

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10月も・・・

 あっという間に10月も今日で終わり。今年もあと2ヶ月となった。早いもんですな。

 今日は秋田ふるさと村で行われる「第47回菊まつり」の開幕式に出席。例年、肌寒さを感じるこのセレモニーなのだが今日はことさら寒く、みなさんブルブル震えながらの参加。歴史のある菊まつりも、菊を仕立てる方が高齢化してきているそうだ。どこも担い手不足・・・というのを実感する。

 高橋聖悟議員とコーヒーブレイクしてから大雄へ。大和更生園とユー・ホップハウスのふれあい祭に少し顔を出してみた。ちょうどお昼休憩前の催し物で実行委員会有志による寸劇「大きなかぶ」。面白かった。

 11月もなにかと忙しいです!

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佐久市議会が来横!

 7月に厚生常任委員会の行政視察で訪れた佐久市。今日はその佐久市議会・議会運営委員会の皆さんが「議会改革」のテーマで来横された。視察団一行の中には全若仲間の小林貴幸議長と大井岳夫議員もいて、私は再会を楽しみにしていた。

 お迎えする横手市議会側は私のほかに木村清貴議長、塩田勉議員、立身万千子議員、そして全若メンバーの奥山豊和議員とズラリ。前日は北上市で同じく議会改革について研修したそうだが、説明者は議会事務局だったという事で、議員自ら説明にあたるという横手市議会のスタイルは新鮮にうつったかもしれない。

 研修後はかまくら館をご案内。全若で記念撮影。

 またお越し下さい!

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どうなっているの?

 今週は議会関係の会議や、各種行事出席等の合間を縫って議会報告「清新」配付という活動が続いている。今日は午後から東北市議会議長会事務局職員研修会。要するに東北の市議会事務局職員が横手に集結し研修するというもの。私たち横手市議会議員にも講演傍聴の機会をいただいたので参加してくる。

 さて、寿松木孝議員と加藤勝義議員がそれぞれの視点で増田庁舎改修についてブログで書いている。これまでの経緯を自分なりにみていて、おふたりの意見はごもっとも!とうなずけるものがある。ということで私もこの件について書いてみる。

 私は図書館の視点から。そもそも増田庁舎の改修は県と共同で進めようとしている増田まんが美術館のリニューアルに端を発している。まんが美術館については私は昨年の一般質問で国民文化祭にからめて、この施設が「まんが文化の拠点になる可能性を大いに秘めている」と発言したように、細かいことはまず置いておいて、大まかな方向性では是とする立場である。

 で、そのリニューアルの中でまんが美術館、正式には「増田ふれあいプラザ」に入っている増田図書館と公民館、生涯学習センター等の機能をどこかに移転させないと・・・という問題が生じた。そしていろいろと検討した結果、図書館機能は増田庁舎に移転、ということになったという流れ。

 さて、当然のように改修にはお金がかかる。そこで当局は国の補助金をその一部にあてようと考えた。総務省のオープンリノベーション事業である。これに応募し、無事採択された。改修費の約半分は国からいただける方向となった。

 しかし!この国の事業。これまた当然のように様々な「~されていること」という制約があり、それに当てはめてみたら、やけに開放的な空間のレイアウトになってしまった(←それが狙いなのだといわれると何も言えないが)。結果、図書館はわいわいぷらざの図書スペースのような形になり、閉架図書スペース、そして資料の保存・収集と言った図書館の大事な役割を無視した移転案となった。当局も1回目の増田地域づくり協議会への説明で「これは図書館“機能”ではない」という事を言ったそうだ。要するに、増田図書館はなくなる、という事だ。

 一昨日の行政課題説明会ではおそらく役所内の調整の結果だろうと思うが、図書館“機能”を有した案となっていた。まあ、とりあえず良かったなとは思う。が、やはり当局は図書館という機能を軽く見ているんだなというのが率直な感想であった。図書館の方向性については様々な考えがある。合併したのだから、もう地域ごとに図書館はいらないでしょ、という意見にも、私はそれによって図書館機能の質があがる保証があるのなら、頑強に否定するものでもない。

 しかし、例えば教育委員長が3月定例会の「教育行政方針」でそんな方向性を示したか?教育長がこれまでの会議の中でそんなことを言ったか?教育委員会が方向づけしていないことを今回の件にからめて突然手をつけようとする。こんなやり方は到底納得できないし、役所内部は一体どうなっているの?とまたしても頭を抱えてしまうのである。

 さて、もうひとつ言いたいことがある。“市民目線”である。市民目線・・・私は正直言うとあんまりこういう言葉は強調したくない。だって、市民目線で行政運営すること、政治を行うことは当たり前のことなので。だが、あえて使わせてもらう。今回の増田庁舎改修案のプロセスには市民目線が欠けている。そして、“国”目線である。

 増田庁舎は増田地区の住民の皆さんにとって一番身近な場所だ。そこを改修するというならば、なぜもっと早く説明し、住民の意見を採り入れながら事を運ばなかったのか?1回目の地域づくり協議会が大荒れだったというのはそこに原因がある。

 まんが美術館をリニューアルしたい→そこにあるいろんな機能をどこかに移さなければ→図書館は増田庁舎だよね→なんか国の補助金があるぞ。財政もきついのでこれを使おう→いろんな制約があって図書館“機能”にはならないかも。でも、別にいいよね・・・というのが今回の真実ではないか。まさに「国ありき」の事業ではないか。

 この改修案、関連の補正予算案を再来週の11月臨時会に上程するという。これも補助金のスケジュールの都合でそうしなければ間に合わないのだそうだ。そして、それまでに何とか地域の理解を取り付けるべく、昨日も緊急で地域づくり協議会を開いた(←詳細は加藤さんのブログ参照)。思いっきりタイトなんですが。あとぼい、やっつけ仕事・・・なんか同じことを何回も繰り返しているような、そんな印象(--〆)

 地方主権は遠いな。でも、あきらめないぞ。

P.S.最近のブログは批判ばっかりで自分でもイヤになってきます・・・でも、発信することでひとりでも私の、議会の想いを理解し、行動(議論)してくれる市職員が増えることを期待しています。
 

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特別研修

 昨日は市議会の特別研修制度を使って、仙台に行ってきた。会場は母校の学院大土樋キャンパス。

 現役時代のように図書館側から入ってみる。

 押川記念ホールで開催、という事だったので、昔の感覚で自然と90周年記念館(←学食のある建物)に入ったのだが、あら???ない・・・ってなことで、よく資料をみたらホールは8号館に移っていた。ちなみに、この場所はかつて学生生協があって、建物自体新しくなった。

 「東北学院大学経営研究所シンポジウム」というものに参加。テーマは「地域ものづくり中小企業の競争力構築と持続可能性」で、開催趣旨は「ものづくり中小企業が元気でないと、地域経済の浮揚はあり得ない。では、そういった企業が元気であり続けるにはどうしたらいいか、探っていきましょう」というものである。

 
 学院大の経営学部教授のほか、誰もが一度は目にした、使った事のある商品の容器(たとえば下記写真)を数多くつくっている富山の容器メーカーの社長、海外進出もしている四日市の金型メーカーの社長、そしてマツダ勤務後に産学官連携事業に携わっている広島市立大の大学院講師の講演。その後、パネルディスカッションという流れ。

 内容は・・・多分に企業秘密らしきことも含まれていたので差し控えます。ただし、必ず特別研修の報告会があるのでその時に主催者の了解を得て、議会の中で共有していこうと思う。自動車産業が話のメインだったので、それを抱える横手市の議員として教えられることの多い研修であった。

 それから、感心というか、久しぶりに“らしい”パネルディスカッションであった。司会が上手いんだろうな、参加者が一度話した内容を直後に自分なりにまとめて聴衆に頭の整理をさせる。その後、さらに関連質問で突っ込み本質に迫ることを試みている。参加者が一度講演で自己紹介や自社の事業内容、成果を発表していることも余計な時間を使わないことにつながっている。

 最近のパネルディスカッションは各々の自己紹介や、やっていることを最初に話して、それが全体の時間の半分ぐらいになってしまうケースがほとんどである。そうなるともはや本質に迫る前に終了・・・となる。そういう意味で今回のシンポジウム全体の進行もなかなか良かったと思う。

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維新の党

 本田圭佑投手は埼玉西武に6位指名された。岸投手、星捕手と先輩が2人いるチームだから心強いべな。学院大出身5人目のプロ野球選手となる。サッカー界の超有名な“本田圭佑”に負けずがんばれ!

 さて、維新の党がしっちゃかめっちゃかである。「第三極」のもろさを完全に現す分裂劇となっている。

●分党協議決裂。「維新」の名前を返せ、返さないで大モメ
●執行部側が新党側の国会議員・地方議員を大量除籍
●新党側は“松野代表”は無効と主張し、大阪で臨時党大会を開催するそう
●代表は松野氏なのに、党の通帳や印鑑は大阪にある。よって政党交付金を引き出せない
●党の参院会長が片山氏なので、片山氏が執行部側の参院議員の皆さんの会派離脱届を提出したら、なんと受理された

 で、昨日は村岡敏英氏を含む中間派といわれている4人が離党届を提出して、3分裂とあいなった。もはや組織の体をなしていないですね。橋下氏がいうように、きれいさっぱり解党するのが一番いいかも・・・って橋下さんってとっくに離党しているのでは???「(党の)創業者の責任として・・・」って言っているがそれが通用するなら鳩山由紀夫さんも民主に口出せるんだが・・・

 橋下さんもいろいろやってきたが、結局は小沢さんのように「壊し屋」なんだろう。同じ「壊し屋」でも政界全体でなく、自分の周辺でちょこちょこ壊している程度だから小沢さんとはまるでスケールが違うけど。どうせやるなら小沢、小泉のようにドカンとやってほしいのだが。

 先日の全若研修会で超神ネイガー・海老名保さんがこういう話をしてくれた。「明治維新は<維新>が目的だったわけではない。この国を変えようと、良くしようと立ち上がって改革した結果が<維新>と名がついたただけ」だと・・・いま、モメている皆さんはもう一度、何のために国政を志したのか?自問自答してほしいと思う。

 早く始末をつけて下さい。

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成田くん!

 NPBドラフト会議。先ほど、県民注目の秋田商・成田翔君が千葉ロッテから3位指名を受けた。おめでとう!夏の甲子園後の時点で進路は社会人だったが、U-18ワールドカップの日本代表入りを経て、プロに志望届けを出していた。高校の先輩である東京ヤクルト・石川雅規投手のように小さい体でも活躍できる!がんばってほしい。

 1位指名では県岐阜商の高橋純平君が最多の重複となり、福岡ソフトバンクに交渉権。仙台育英の平沢大河君は地元・東北楽天の単独指名と思われたがなんと千葉ロッテも指名して交渉権獲得。成田君とチームメイトになるのだな。平沢君を外した東北楽天は関東一・オコエ瑠偉君を指名!こりゃ盛り上がるな。

 ドラフト会議、このブログを書いている今も行われているのだが、母校・東北学院大の本田圭佑投手の指名はまだ。今年はピリッとしなかったからなあ。どうも学院大の投手は4年生になると調子を落とす・・・(-_-;)

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行政視察受け入れ

 今日は北海道の深川市議会総務文教常任委員会の皆さんが行政視察で来横された。研修項目が「スポーツによるまちづくり」ということで、歓迎の挨拶含め対応。

 深川市も陸上競技を中心に合宿誘致を推進しており、市民に対するPRという点では逆に勉強になることも多々あった。本会議場とかまくら館も見学いただいた。

 月末は7月に厚生常任委員会で視察に行った長野県佐久市議会の方々もいらっしゃる。全若の前年度事務局長だった小林貴幸議長も来られるということで、今から楽しみである。

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