統一地方選スタート

 秋田県でも統一地方選挙が始まった。まずは県議選。横手市選挙区では現職4人に新人1人が挑戦する少数激戦の構図となった。地元を、横手を、そして秋田県を想い、出馬した方々ばかりだ。その想いをあらん限り有権者にぶつけて頂きたい。そして、有権者の方々も白紙委任ではなく、“自分も県政の当事者”という気概を持って、一票を投じて頂きたいと思う。

 全国各地でも、選挙戦が繰り広げられている。全国紙を中心に、自民が与党としてのメリットを発揮できるかとか、民主は候補をなかなか立てられなかったとか、維新は大阪で勝って、どうのこうのとか書かれている。もちろん、国政と地方政治は切っても切れない関係にあることは確かだが、地方には地方の課題があり、それを議論するのが地方議会の本筋。国政の争いを地方選挙に持ち込む構図というのは私には本当に違和感がある。

 全若も改選のメンバーや、首長、都道府県議など次のステップに挑戦するメンバーが戦っている。ぜひ、必勝だるまに両目が入ることを心から祈っている。

P.S.県後期高齢者医療広域連合に派遣されていた市職員の自殺問題で、先月末、第三者委員会が「パワハラとは認められない」という調査結果を発表しました。まずは、この結果を受け止めたいと思いますが、市からの詳細な説明を聴いてみたいと思います。

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地方議会議員セミナー「議員報酬と定数・自治体議員と危機管理」

 先日の地方議会議員セミナー受講の報告。

 テーマは「議員報酬と定数・自治体議員と危機管理」。今回は政策ではなく、地方議員としての身分や災害時の対応を考察してみる、といった内容。講師は明治大学名誉教授で地方議会総合研究所の中邨章所長。

 まず、「議員報酬と定数」から。
●現在のデータでは自治体の人口と議員定数は比例している。が、地方自治法の改正で今後はそういった相関関係はなくなってくるだろう(要するに、人口がこのくらいいるから定数をいくらにしましょう、という議論はあまり意味をもたなくなる)。
●よく諸外国と比べて、日本の地方議員の数が多く、報酬が高いと言われるが、そもそも役割が違う。アメリカの小規模な自治体の議会は日当制だが、議員は「副業」と捉えられている。週末の夜に議会が開かれるが、ふだんは行政に関わらず、自分の仕事をしている。
●二元代表制であるならば、首長と議長の報酬は同じにすべきだ。日当制の是非だが、なぜ矢祭町(福島県)がもめているのか、参考にしてほしい。
●定数の是正は①ひとつの常任委員会で実りある討議をするには何人が適当か、から弾き出す方法②報酬増と連動させて、現在の報酬×定数の合計を上限にして、それをアップしたい報酬で除すというやり方があるが、現場(地域)なりの考えで検討してほしい。

 次に「危機管理と議員の役割」
●大災害時、議員個人としてはいろいろやっていると思うが、“議会”として「何をやるか」というのも大事。役割分担と守備範囲をあらかじめ決めておく。
●アンケートをとると「自分のことは自分でやる」という自助精神の比率が高いが、非常物資の備蓄や家具などの耐震補強はまるでされていない。自助が行動に結びついていない。そこで、議会として住民に対して危機管理教育を行うことが肝要。
●大災害時、住民が都道府県議に求める役割と市町村議に求める役割は違う。都道府県議は行政と連携、市町村議は住民と連携して対応してほしいという傾向がある。
●地方防災会議や災害対策本部へ議長が参加する、議会独自に対策本部を設置する等の対応を検討してほしい。

 大まかに記したが、中邨氏いわく「一学者の考えなので、これを参考にしながら現場の皆さんが考えていってほしい」という事であった。そのとおりです。

P.S.孝さん、桜キレイでしたね!もちろん研修だったのでひとりでしたが(笑)

 

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新年度に改めて思う

 平成27年度が始まった。横手市役所も機構改革で新部署ができる。庁舎内のレイアウトも変わるので、ご注意を。行政も、民間も、そして学生も「今日から新しい環境で!」という方々は落ち着かない日々が少し続くと思うが、がんばってほしい。期待されて、そして何かに導かれてそこにいるわけだから。

 で、今日の私はというと、主に政務活動費の報告書を作成している。横手市議会の政務活動費は年間12万円、要するに月1万円。よく、国会議員や県議会と同じくらいの額をもらっていると思われているが、そんなことはない。

 昨年度から特別研修費として、政活費と別に議員一人あたり10万円以内で視察や研修に行ける制度にしてもらったが、それでも足りず、月額の議員報酬や賞与からかなりの活動費を捻出している。議員専業の身としては正直、決して楽ではない。また、よく退職金や議員年金をもらえると思っている方も多いが、それももらえない(←議員年金は廃止された)。

 最近、「議員のなり手がいない」といわれているが、こういう現状も起因しているのだろう。しかし、いま私たち議会人がやるべきことは、報酬や政務活動費に値する仕事・活動をきちんとやり抜くこと。そして、それを市民の皆さんに評価して頂く努力を重ねること。そういった意識を議員個人としてではなく、“横手市議会として“まとまっていけるか。それが議会改革の本質だと思う。

P.S.センバツは雪国同士の決勝となった。どちらが勝っても春夏通じて初優勝、東海大四が勝てば北海道勢センバツ初優勝、敦賀気比が勝てば北陸勢、春夏通じて初優勝となる。どっちもガンバレ!

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東京

 昨日、「地方議会議員セミナーin東京」を受講してきた。午前9時半開始なので、前泊。場所は御茶ノ水。初めて行ったが、明大があるんだな・・・あれ?お茶の水橋の向うには東京医科歯科大が!ってことは湯島がすぐ近く!甥が住んでるじゃないか!と気づいたのはセミナーを受ける直前だった。東京は何度行ってもわからん。単なる方向音痴なだけか・・・

 東京は年度末とあって、目眩がするほど人がいた。しかも暑かったし。帰りの新幹線までの空いた時間で予告どおり日本橋の麒麟像をみてきた。りりしいですね!

 今日は平成26年度の最終日。横手市の職員も明日から新部署で・・・という方が多い。議会事務局も2人が異動し、そして2人がやってくる。M主幹、新天地は激務になると思いますが、がんばって下さい!F主任、まちづくりは人づくりから!生涯教育の充実、期待しています。お二人には大変お世話になりました。

 セミナーの報告は後日・・・

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横道世之介

 
 いい作品に出会った。2009年に刊行、2013年に映画化。最初に映画をみて面白くて、それから文庫を買って読んでみた。舞台は平成に入る直前の東京。長崎から大学進学で上京してきた横道世之介の一年間の物語。本でははっきりと書いてないが、映画では法政大学になっている。著者の年齢、出身地、出身大学をみると、自伝的な要素も含んでいるのかも。

 横道世之介、私より3つ年上だが、映画をみると、自分の大学時代を思い出す。「あ、こんな場面あったような気がするな」と。地方から都会に出てきたときのドキドキ、ワクワク、そしてオドオド感が懐かしい。世之介を演じる高良健吾の絶妙な空気感が光る。そして、恋人の与謝野祥子役の吉高由里子はすでにこの時点で「ごきげんよう」を連発している(笑)

 感情移入してしまうこの映画は、全てが名シーンだ。そして、実は世之介のモデルとなった人物が実際にいるので、それがわかり始めるとちょっぴり切なくなってくる。ラストではじんわりと、悲しくて、そしてあたたかい涙が流れる。キャッチコピーは「出会えたことが、うれしくて、可笑しくて、そして、寂しい」。

 後から読んだ文庫では映画では出てこない印象的な、クスッとしてしまう場面があった。世之介が長崎に帰省中に会った高校時代の彼女との会話。

 「世之介って、もうずっと東京にいるつもりなの?」
 「そんなのまだ何も決めてないよ」
 「じゃあ、いつ決めるのよ」
 「いつって、そりゃ就職活動する時じゃないの」
 「じゃあ、どんな会社に就職しようと思っているわけ?」
 「そんなのまだ決めてないよ」
 「じゃあ、いつ決めるのよ」
 「だから就職活動する時」

 私もそうだったが、あの頃、大半の大学生はこんなもんだったろう。いい時代だったなあ。その分、いま苦労が絶えないけど。

 物語の終盤、国連職員になった与謝野祥子が同僚に世之介の事を語る場面がある(←これも映画にはない)。「いろんなことに、<YES>って言っているような人だった・・・もちろん、そのせいでいっぱい失敗するんだけど、それでも<NO>じゃなくて、<YES>って言っているような人・・・」

 横道世之介。こんな人になれたらいいなと、ちょっぴり思った。

 

 

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県南勢、甲子園初勝利!

 
 大曲農も、横手も、角館も破れなかった初戦の壁を大曲工が快勝で打ち破った。歴史的な勝利である。これで東北勢はすべて初戦突破!

 初回に先制され、打線も序盤は沈黙したが、中盤まで我慢強く守ったことが流れを変えた要因だろう。6回の集中打、7回の2死ランナーなしからの追加点は本当に見事な攻撃であった。そして、エースの武田君。終始、丁寧なピッチングで自分のペースに英明を引き込んだ。

 小野正伸議員の教え子、金沢中出身の赤川君も守備でがんばった。さっき、甲子園にいる正伸さんに電話したら、「いやあ、最高!」と言っていた。おめでとう!感動した!

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白鵬の変化?

 最近、白鵬に対するバッシングが強まっている。きっかけは先場所の千秋楽翌日の記者会見での発言であり、その際に大幅な遅刻をしたこともマスコミの心証を悪くしたのかもしれない。それについては、横綱として大いに反省すべきだろう。

 それにしても、昨日の稀勢の里戦における報道はひどいと思う。「注文相撲」、「立ち合いで変化」、「興ざめ」・・・。特に某全国紙はひどかった。「取り組み時間は0秒6 白鵬、これが横綱の相撲か」。そうかなあ?今朝、ニュースでその一番をみたのだが、私には相手をよく見ずに突っ込んできたキセノンの右まわしを取るために、ほんのちょこっと体をずらしたとしか思わなかったんだが。

 S新聞さん、わずか0秒6というのなら、逆に秒殺されたキセノンを責めるべきではなかったか?これが横綱の相撲か?と挑発するのなら、他の、そして歴代の横綱はどうだったのか?そうやって「悪者」に仕立て上げ、観客もそれに乗っかるのだから白鵬はますます沈黙する。それよりも、「国技」なのに長らく綱も張れず、賜杯も抱けない日本人力士を叱咤すべきだろう。それが角界のためだと思うけどな・・・

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センバツ!

 春の訪れを告げる選抜高校野球が開幕した。おなじみの学校に加え、初出場が6校、そして久しぶりの出場の学校も。桐蔭(和歌山)は53年ぶり、そして松山東はな、なんと82年ぶり。共に21世紀枠での出場だ。

 今、開会式が終わったが、敦賀気比の篠原涼主将の選手宣誓は素晴らしかった。生まれ育った場所で、移り住んだ場所でみてくれている人たちのために、自分らしくプレーをし、“生きている”ということを感じてほしいという内容。堂々としたものでしたね。

 東北勢は八戸学院光星がこの後すぐの開幕戦に登場。昨秋の明治神宮大会優勝の仙台育英は23日(月)の第二試合で神村学園と、そして!大曲工は24日(火)の第一試合。小野正伸議員が予告どおりに応援に行くそうです。気をつけていってらっしゃい。そして、楽しんで来てください。私は自宅TVで応援します。

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これからも・・・

 昨日、3月定例会が閉会した。当局から提案された議案を全て可決、請願・陳情は3件を採択、7件を不採択とした。順当な結果といえるかもしれないが、総務文教分科会が来年度当初予算案の採決を見送った等、様々な動きがあった。当局には、そういった過程を受け止めて、より一層、議会との対話を重視してほしいと思う。

 3月末で退任される佐藤良吉副市長の後任に石山清和・総務企画部長を充てる人事案も追加上程され、全員賛成で同意。佐藤副市長をはじめ今年度で退職される職員の皆さんには大変お世話になった。私が新人議員として入ってきて、右も左もわからずウロウロしていた頃から指導して頂き、そして大いに議論した方々が多く、本当に寂しい。これからも、気にかけて頂ければ幸いです。

 今回、上程された議案には、以前の議会や、日常活動の中で提言させて頂いたものもちらほらと採り入れてもらっている。議員の仕事は思った以上に大変で、そして意外と孤独だ。それでも自分の発言や行動が形になり、それが市の発展や、市民生活の向上につながる瞬間が議員としての喜びを感じられる時である。

 ただ、肝に命じなければならないのは、「これはオレがやった仕事」と勘違いしないことだ。先輩・同僚議員や議会事務局をはじめとした多くの方々の指導があったからこその成果だ。それを忘れてしまった瞬間、議員を続ける資格は失われると思っている。議員としても、人としても、まだまだ足りないところはたくさんある。でも、それだけは忘れることなく、来年度もがんばっていきたいと思う。

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麒麟の翼

 寿松木孝議員が長女、長男の引っ越しで駆けずり回っている様子をブログで紹介されていた。娘さん、秋田で就職ということで良かったですね(^_^)ウチの姪も無事に大学を卒業し、秋田市に戻って働き始める。いろんなことがあると思うが、がんばれ。

 どうやら、息子さんはウチの甥と同じ大学のようだ。甥は上京時に文京区湯島に居を構え、卒業した今もそこに住んでいる。息子さんは文京区本駒込ということで、何かあったら頼って下さい。甥も姪も、東京でいろんな経験をして、人間的に大きく成長したと感じている。私も仙台でたくさんのことを学んだ。いろんな考え方はあるが、一度、外に出て秋田を見つめることも大切だと思う。

 映画「麒麟の翼」で知ったのだが、日本橋の麒麟像は日本の道路のスタート地点であるここから、日本中に飛び立ってほしいという思いでつくられたそうだ。東京でがんばっている甥にはこれからも起きるであろう、いろんな出来事に一喜一憂しながらも、雄々しく生きていってほしいと思う。麒麟像、近々、東京に行く機会があるので見に行こうっと。

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