産経委行政視察その③~西条市「Oターン推進事業について」~

 西条市では「Oターン推進事業」についても学んだ。「Oターン」というのは例えば経験豊富な企業OBが居住を都市部に構えながら、平日は西条市で地域企業の技術開発や支援などに従事。週末に都市部へ戻るというパターンのこと。基幹技術者や、管理人材の不足が課題であった西条市が産業振興施策のひとつとして力を入れている。

 さて、その事業自体は昨今の経済情勢の悪化で企業とOBとのマッチングは2~3名という実績。まだ途上のようである。しかし、「西条産業情報支援センター」という第3セクターに住友関連企業(←この地域には住友系の企業が多数立地している)を中心としたOBを12名程配置し、企業に対して様々な支援を行っているようだ。

 ちなみにこの3セク、名前からして何やらいやな予感を視察団一行は抱いたのだが民間企業と一緒になって国に補助金を取りにいったりと積極的な展開をしている。収支の方も大体トントンとの事。今後の取り組みに注目していきたいと思う。

 そして、何より感心したのが西条市職員の積極性。もう、自分たちが行っている事業を聞いてほしくてたまらない、といった感じで生き生きと語っていた。本当に仕事が楽しいのだろう。そして自信を持っているのだろう。こういう職員が多数いる自治体は生き残る。そんな確信を持ったのであった。

 

カテゴリー: 未分類 | 産経委行政視察その③~西条市「Oターン推進事業について」~ はコメントを受け付けていません。

産経委行政視察その②~西条市「合宿都市構想」~

 小野正伸議員がブログ(←リンクの貼り付け方がわかりません!正伸さん、ごめんなさい)でここへ誘導してくれているので、多数の皆さんが見ていることだろう。心して書かねばならない。

 土田祐輝委員長を筆頭とする産業経済常任委員会は、高知市から高速道路を使って1時間半で愛媛・西条市へ。そこまでは高知市のタクシーで行った。この運転手さんは本当に高知をはじめとする四国の地理や歴史、観光スポットに詳しい。そして、ただ説明するだけでなく、話を飽きさせない術も持っている。昨年、京都視察へ行った際も同じようなことを感じた。観光地のタクシーの運転手さんはこれくらいの知識や話術を身につけておかなければつとまらないという事なのか。横手に、いや秋田県にこのレベルの運転手さんは果たしているのだろうか。

 西条市は市内の広範囲に“うちぬき”と呼ばれる地下水の自噴井があり、「名水百選」に選定されている水の都でもある。

 さて、ここでは2項目を勉強。今日はその1つめ、「合宿都市構想による地域活性化について」。合併によって増えたスポーツ施設を活用するべく、高校・大学・企業等のスポーツ合宿を誘致し、交流人口を増やし地域振興に結びつけようとするもの。これについては、昨年の12月議会で私が一般質問でとりあげた項目なので、どのような取り組みをしているのか非常に興味があった。

 結論は「すごい」とかいいようがない。まず、この施策を推進、実施する過程で市役所内の5つの部署が連携している。意外と行政においてはこの“横の連携”が図られていないことが多い。要は縦割りから抜け出せていないということ。それだけに、説明ではここの部分を強調して話すのだろうと思っていたが、サラりと流された。西条市役所ではこんな事は当たり前、ということなのだろうか。

 西条市には西日本最高峰の石槌山があり、東海大から情報提供を受けて、ここでの高地トレーニングを推進している。ちなみに総合大学である東海大と西条市は包括的な協定を結んでいるらしく、スポーツにとどまらない各分野において様々な連携を行っている。

 また、成果に結び付けるための営業ツールも豊富だ。「スポーツ施設ガイド」があるが、各施設個別のパンフレットも揃えている。ちなみにそのうちのひとつ、17億円をかけて建設された「ビバ・スポルティアSAIJO」は各競技の雨天時での練習場なのだが、なんとあの「なでしこジャパン」もここで合宿したという。宣伝効果はバッチリだ。さらには「宿泊施設ガイド」、「おみやげガイド」、専用のHPまである。並々ならぬ意欲を感じる。

 訪問での営業も昨年度は313団体と活発。そういった活動が実績にも表れて、昨年度は36団体、1674人が合宿し、経済効果は約3700万円にも上っている。温暖な気候という好条件とこのような営業活動によって助成金制度をつくらずとも、誘致に成功しているのだ。さらには、「合宿はスポーツだけではない」という事で文化系の合宿誘致も考え始めているという。貪欲だ。

 横手市も「スポーツ振興計画」の中にスポーツ合宿の誘致を盛り込んで、積極的に取り組み始めた。西条市に学ぶことは多い。スポーツ振興課長、我々もがんばりましょう!

カテゴリー: 未分類 | 産経委行政視察その②~西条市「合宿都市構想」~ はコメントを受け付けていません。

産経委行政視察その①~高知市「観光振興について」~  

 産業経済常任委員会の行政視察で高知市と愛媛・西条市を訪れた。今日から3回シリーズでそのご報告。まずは高知市。

 高知への道程は秋田空港~羽田空港~高知龍馬空港。すでに空港にも「龍馬」の冠が付けられているとおり、高知は坂本龍馬を前面に押し出した観光振興策を展開している。とくに昨年はNHK大河ドラマ「龍馬伝」の影響で観光客が押し寄せたとのこと。

 実は、高知市は坂本龍馬の他にもこの国を代表する著名人を輩出している。四国を制した戦国武将・長宗部元親、土佐藩主初代・山内一豊と15代・山内容堂、「板垣死すとも、自由は死せず」の板垣退助(写真)、板垣と共に自由民権運動を推進した後藤象二郎、さらには思想家・中江兆民などなど。横手にひとりあげてもいいくらいだ。うらやましい。

 それでも高知市は「龍馬」メインでやっていくという。とにかく、街中は「龍馬」だらけだ。龍馬の銅像が何体あっただろう(写真は桂浜の銅像)。

 来年の3月までは県が主体となって「志国高知 龍馬ふるさと博」を開催していて、高知をまるごと売り込んでいる。高知市は県庁所在地なだけに県の強力なバックアップがあることもうらやましい部分だ。今年はちょうど土佐勤王党結成150年記念ということで、高知駅前には龍馬、中岡慎太郎、武市半平太の銅像がそびえ立っていた(写真)。

 ところで、高知市はこの5年間で「功名が辻」、「龍馬伝」の2つの大河ドラマ誘致に成功している。「龍馬伝」については特別な活動は行わなかったそうだが、「功名が辻」については山内家に縁のある他自治体と一緒になって活動したという。大河ドラマのみならず、こうした他自治体との連携というのも観光振興には有効だ。トレンドでいけば横手は平泉なのだが、観光資源を掘り起こしていけば、もっと連携先は見つかるのかもしれない。

カテゴリー: 未分類 | 産経委行政視察その①~高知市「観光振興について」~   はコメントを受け付けていません。

四国へ

 明日から3日間の日程で、産業経済常任委員会の行政視察に行ってくる。視察地は高知市と愛媛県西条市。視察項目は「観光振興について」(高知)、「合宿都市構想による地域経済振興について」、「Oターン推進事業による企業振興について」(西条)。

 こうみえて超アナログ人間の私は視察地からブログにアップするなどという離れ業(?)はできなさそうだ。よって、帰横したらまとめて視察のご報告を皆さんにしていきたいと思っている。

 お楽しみに。

カテゴリー: 未分類 | 四国へ はコメントを受け付けていません。

由利本荘

 「ましろき鳥海、はるかに仰ぎ♪」母校・横手南小の校歌の一節。昨日はその歌詞のとおり鳥海山をはるかに仰ぎ見ながら由利本荘市へ。

 来年、横手で開催される商工会議所青年部(YEG)の東北ブロック大会に備えて、我が横手YEGはPRビデオを作成中。そのロケを由利本荘で敢行したのだ。もしかしたら、このブログを東北各県のYEG会員の皆さんも見てるかもしれないので、詳細は伏せることにする(笑)

 雄物川体育館で行われた「わか杉カップ」は雄物川高校が準優勝したようだ。インターハイもがんばれ!

カテゴリー: 未分類 | 由利本荘 はコメントを受け付けていません。

価値があるのはそこだっちゃ

 被災地・宮城県で甲子園予選が始まった。開幕日、初戦で敗れた白石工高の監督は「甲斐裕規」という。大学時代の同級生だ。

 仙台西高出身。高校野球最後の試合で、あの大越基から(確か)センター前ヒットを打った男。大学ではプレーしなかったが、教師の道に進み、白石工高を2度ほど東北大会に導いている。

 朝日新聞によると、敗れて肩を落とす選手に彼はこう声をかけたという。「ここまで支え合ってきたこと。価値があるのはそこだっちゃ」

 高校野球を通じて、人生とは何か?を生徒に教える。彼とは10年近く会っていないが、がんばっている同級生の近況を知るのは私にとっても励みになる。

カテゴリー: 未分類 | 価値があるのはそこだっちゃ はコメントを受け付けていません。

おもてなし

  議会報告「清新」が完成したので、今日は地元町内会を挨拶まわり。ある人と観光についての話題で盛り上がった。いつぞやのブログでも書いたが、横手市は「観光振興計画」をつくっている最中だ。計画は計画として、その実践を誰がやるのか?それは市民一人ひとりの意識にかかっている。

 それは「もてなし」の意識。道に迷っている観光客がいたら親切に教えてあげる。そんな行為が無意識のうちにできるようになったら横手は完璧な観光都市となるだろう。四国は昔から「八十八箇所巡礼(遍路)」で外からたくさんの人が訪れるので「もてなし」の文化が定着しているのだ、と教えて頂いた。

 来週は行政視察で四国に行くので、そういうところにも注目してみたい。

カテゴリー: 未分類 | おもてなし はコメントを受け付けていません。

わか杉カップ

 11時過ぎに「市議会だより」の最終確認が終わった後、雄物川体育館へ。「2011全国ブロック選抜高校男子バレーボール大会 横手わか杉カップ」が開催されている。今年で4回目の大会だが、インターハイの前哨戦に位置づけられており、全国から高校バレーの強豪が集まってくる。

 この第1回目。私はアンドナウの記者として取材をしたのだが、仕事そっちのけで東北高校など名の知れた強豪校のユニフォームを見て「すげ~」と感動していた単なるミーハーであった。今もだが(笑)。

 さて、今日は地元・雄物川高校と高岡第一高校(富山)の試合を観戦した。高岡第一は全体的に小柄な選手が多かったが、“拾う、つなぐ”粘りのバレーをするチームであった。しかし、地力に勝る雄物川が連続ブロックを決めるなどして、ストレート勝ち。第2セット、5点リードされた段階で宇佐美監督の喝!が体育館内に響き渡り、そこから雄物川、目覚めたようだ。

 このわか杉カップ、いずれ高校バスケの能代カップのように有料でもお客さんがたくさん来るようなそんなビッグな大会になってくれれば・・・と思っている。「スポーツによる地域活性化」にはなくてはならない大会である。

カテゴリー: 未分類 | わか杉カップ はコメントを受け付けていません。

悩んでも決然と

 今日は午後から議会広報委員会があり、「市議会だより」の校正を行う。総務文教と厚生の常任委員会が視察に行っているので、少数精鋭での作業となる。

 今回(7月15日発行号)より(判断の分かれた議案に対する)議員の賛否公開を掲載する。6月定例会では陳情「住民本位の改定介護保険法制定を求めることについて」と議会案「政党助成金を廃止し、東日本大震災被災者救援に充てることを求める意見書」が分かれた。

 この公開によって予想(期待)されるのは「退席」という判断が減るのではないかということ。市民の皆さんの多様な意見を背負っている議員はいつも「可」なのか、「否」なのかギリギリの判断を迫られる。そのどちらでもない、という時に「退席」という手段があるのだが、やはり10万横手市民の負託に応えなければならない市議会議員としては、「どちらでもない」という判断は避けたいところである。

 私は心の中が51:49という本当にギリギリのラインであっても決然と判断していきたいと思う。それにしても議員というのは“悩む”仕事である・・・

カテゴリー: 未分類 | 悩んでも決然と はコメントを受け付けていません。

ゴルフ

  昨夜は横手飲食愛球会の「川俣杯」ゴルフコンペ表彰式&懇親会に出席した。「川俣」とはご存知、元衆議院議員・川俣健二郎先生のこと。川俣先生からは折にふれ、ハガキや電話などで激励を頂いており、この日も挨拶の中で、私の名前をとりあげて頂いた。大変恐縮している。

 議員関係の出席者は他に鶴田有司県議、御法川信英前衆議院議員、そして、高橋大議員。市議会の中では“若手”が案内を受けた模様(高橋聖悟議員は厚生常任委員会の視察中で欠席)。

 ゴルフコンペということだが、実は私はゴルフをやった事がない。大学時代に遊びで打ちっぱなしに行ったことが1回あったが、まるであたらず、飛ばずでそれっきりである。それでも昔からテレビ中継を時々観ているのでルールはわかるし、楽しさもわかる。最近、先輩議員などに「青山くんもやるべし!」と勧められる機会が多くなってきたが、ちゃんと当たってくれるのだろうか・・・

カテゴリー: 未分類 | ゴルフ はコメントを受け付けていません。