議論沸騰で時間切れ

 地震の被災地に対して、行政、民間など様々な立場で支援活動が行われている。先日は連合秋田横手地域協議会のカンパ活動に参加した旨をブログに書いたのだが、昨日は横手商工会議所青年部&女性会の支援物資搬入作業をお手伝いした。

 毛布や下着、衣類、石鹸、ペーパー類などを集め、26日(土)に奥州商工会議所に運ぶ。そこから各被災地に届けられる予定だ。市民の皆さんからの支援物資も明日(25日)の9時~11時に田中町赤門前の旧・チャーム富久屋さんで受け付ける。

 午後からは、議会改革検討特別委員会の第二部会。熱い議論を交わしていたら、時間切れとなってしまったので、来週もう1回開くことにした。第二部会のメンバーと話をすると時間を忘れてしまう。本当に充実した時間である。

 今日は議会広報委員会。ガソリンスタンドの行列もそろそろ落ち着いてきたかな?

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母校のために

 ツイッターのおかげで、商工会議所青年部で交流していた大船渡の方々の無事が確認できた。岩手沿岸の被災地は携帯等がつながるようになってきているというので、釜石や宮古の方々の安否もわかってくるだろう。

 私の母校、東北学院大学に関係する方々の悲報が新聞やネットで報じられている。大雄出身の学生(1年生)の遺体が多賀城市内のアパートで発見された。希望に胸をふくらませて横手を巣立っていった若者の無念を思うと言葉が出ない。OBである読売ジャイアンツ・星孝典捕手の祖父母も津波に巻き込まれて亡くなった。星選手は「残念ですが、また2人一緒になることができ、見つけていただいて良かったと思います」とコメントしたという。泣けてくる。

 系列の幼稚園・中学校・高校を含めると他にもたくさんの学院関係者が亡くなっていると思う。OBとして、こんなに辛く、悲しいことはない。大学は4月下旬までの閉鎖を決め、被害状況の確認をおこなっているという。

 愛する母校のために、私には何ができるのだろうか。

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貴船神社梵天祭

 「梅若会」で知り合った境町の方にお誘い頂き、「貴船神社梵天祭」に参加した。ある人曰く、「旭岡山よりも歴史がある」梵天との事だが、私は恥ずかしながら、その存在を知らなかった。

 貴船神社は下境にある市の指定有形文化財である。源義光が後三年の役の際、勧請したのが始まりといわれており、四方に施された十二支の彫刻は見事、の一言に尽きる。

 梵天祭は一時、途絶えていたらしいが、地域の有志が祭りを復活させ、その事で寄付が入るようになり、手入れが全くされず、倒れる寸前だった鳥居を直すことができたんだ、とお話を伺った。これぞ地域力である。

 今回の大震災の関係で、いろんな議論があったというが、「こんな時だからこそ、祭りを通して地域の安全を祈り、元気になろう」と開催を決定したという。晴れ渡る空の下、地域の方々が神社に集まり、賑やかな雰囲気で奉納を終えた。雪遊びに興じる子供たちの元気な声を聴きながら、改めて祭りを通した地域の絆の大切さを知った。

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3月議会終了

 3月定例会が昨日、閉会した。複数の陳情を除いて、新年度当初予算を含む全ての議案が可決された。といっても、例えば総務文教常任委員会は給食センターの建設、私の所属する産業経済常任委員会は森林組合の問題といったふうにそれぞれで活発な議論が繰り広げられた。

 豪雪による被害への対策をどうするか?といった中で始まり、途中で大地震の対応に追われながら閉会という大変な議会であった。

 今日は連合秋田横手地域協議会の「大地震救援カンパ行動」に参加した。市内のスーパー3ヶ所での呼びかけ。わずか2時間の活動であったが、実に30万円余りの善意をお預かりした。本当に感謝である。そして、呼びかけ場所に協力頂いたスーパー2社にも感謝。

 帰りに昨日から被災者を受け入れている高齢者センターに寄ってみた。13時過ぎで6世帯の方々が避難していた。南相馬市から避難された方は4つの避難所を転々とされたようだ。今のところ、食材があれば自炊できる形になっているという。「横手の方はみんな優しいですね。ありがたいです」と言われた。この地で少しでも震災の傷が癒され、元気になってくれたら、と思う。

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大学の同級生と連絡つく

 昨日、音信不通になっていた大学の同級生(仙台在住)と連絡がとれた。実は彼、高校のヨット部監督でこの時期も海にいることが多い。だから、本当に気が気でなかったので心底ホッとした。彼は「土・日曜日は閖上(名取)で練習だったので、もう一日ずれていたらアウトだった」と言っていた。電気も通って、水や食料もなんとか確保しているので、しばらくは大丈夫そうだ。

 本当に心配なのは、宮古・釜石・大船渡にいる商工会議所青年部の方々だ。昨日、商工会議所に立ち寄ったのだが、「(商工会議所自体と)全然、連絡とれません」という話だった。被災地で、救出されたというニュースも入ってきている。まだまだ救出される望みを捨てていない方はたくさんいるはずだ。

 横手市経済への打撃も深刻。小売店を中心に立ち寄ったのだが、お客さんもいなく、ヒッソリとしている。由利本荘に通っている後援会幹部の方もガソリンがなく、横手の自宅から指示を出しているが、「といってもダンプや重機も動けないんだよね・・・」。印刷会社も紙不足に陥りつつあるし、この状況下だけに仕事のキャンセルも相次いでいる。

 暗い話を続けてしまったが、佐竹知事がガソリン等の供給について「近く、正常化。もうしばらくの辛抱だ」とのコメントを出したようだ。具体的な話ではないが、首長のコメントで少し安心した県民もいたのではないか。行政もあらゆる手段を用いて、メッセージを発信していく事が大事だ。

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議会再開

  横手は平静さを取り戻しつつあるが、ガソリン・灯油が不足している。私も明日の南中の卒業式に出席した後はなるべく車を使わないようにしようと思っている。

 連絡のとれなかった友人・知人も今日になって、かなりつながるようになった。ただ、大学時代の同級生とはいまだに連絡がとれない。無事でいてくれるといいのだが・・・

 地震で中断していた各常任委員会が今日の午後、再開された。冒頭、市より、今回の地震における対応について説明を受けた。その中で、被災者の受け入れを検討しているという話があった。

 実は午前中、私と高橋聖悟議員は被災地への支援について打ち合わせをし、「支援物資輸送はもちろん大事。と共に、被災者を横手に受け入れる体制を構築すべき」という考えで一致した。そして、明日開かれる議会運営委員会に出席するそれぞれの会派代表に伝えよう、と話していたところだったので、市の方針には納得するものがあった。

 地震発生以来、議員たちはそれぞれ、「自分にできることは何か」と問い続け、行動した。大打撃を受けた地域経済に対する対応など、やるべき事はたくさんある。役割を果たしていきたい。

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祈るしかない

 自然の恐ろしさをまざまざと見せつけられた。

 昨日は終日、横手地域を中心に廻ったが、電気・水道両方復旧した地区はほとんどなかった。宮城・岩手のような大惨事ではなく、命が守られたことに安堵しているようだったが、それでも水や電気のない生活に不安そうだった。また、甚大な被害を受けた場所に家族・親戚・友人がいて、連絡がとれない、と嘆く方も。ガソリンスタンド、スーパー、地域局の給水場は超満員。

 電気は昨夜、全域回復し、おかげでこのブログも書けるのだが、水道はまだ復旧していない地域もあるようなので、これからまた廻ろうと思う。なお、各地域局で給水ポイントを設けているようだ(市HPより)。

 また、4月開局予定のエフエムも緊急に「さいがいエフエム」として放送を開始した(77.4メガヘルツ 緊急性がなくなりしだい終了)。情報の取得は市のHPも参照されたい。

 それにしても宮城・岩手が心配だ。仙台の知人とはある程度連絡がついたが、大学時代の同級生や広告代理店時代の上司らとまだ連絡がとれていない。宮古・釜石・大船渡には商工会議所青年部で交流している方々がいらっしゃる。

 今は、祈るしかない。

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市長なら

 昨日から各常任委員会が始まっているが、私の所属する産業経済常任委員会は市内視察と懇談会を開催した。

 市内視察は大雄地域にある製造業の会社にお伺いした。確かな技術力で海外からの受注が増えている元気な会社だ。何よりも行政に頼らないという姿勢がすばらしい。

 その他の視察は十文字・増田・平鹿・横手地域のりんご・ぶどうの雪害状況視察。かなり雪は下がってきているが、まだまだ積雪は1m以上ある。春に向けてその被害はいっそう顕著になることだろう。

 懇談会でも雪害支援策のメニューを中心に議論が進んだ。国や県の動向も注視しなければならないので、まだ何ともいえないが、いずれ、この対策に関しては、市と議会も一体となって推進していくことが必要だ。

 夜は佐藤誠洋議員、高橋聖悟議員のお誘いで食事へ。誠洋議員の話は本当に勉強になる。「議員はどうあるべきか」という本質に改めて気付かされる。昨夜は「質問するときは常に、“自分が市長だったらこう考える”という事を念頭に置いてしゃべらなければいけない」。と言われた。これから委員会の本格審議。それをできるだけ意識して質問したい。

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果樹園を除雪

 今朝の朝日新聞秋田版に、秋田大学の学生ら5人の若者が、増田地域のリンゴ園をボランティアで除雪したという記事が載っていた。実はこの現場に私もいた。

 というのは、除雪を企画した方と私の高校時代の同級生が知り合いで、先週同級生から「スコップとかんじき、何とかどっかから手配してけねがや」と相談を受けた経緯があるから。

 ボランティアは基本、何も求めないのが原則。だから除雪にかかる諸々は全て自前で用意しなければならないと思う。ただ、今回の趣旨は「除雪だけでなく、雪がとけた後や秋に至るまでの果樹園の動きも若者と一緒に取り組んでいきたいし、インターネットの動画で発信し、全国の皆さんに横手の状況を知ってもらいたい」というもの、そして、世話になっている同級生の「その他は何も求めん。でも、スコップとかんじきだけは頼む」という声で引き受けることにした。

 記事にもあったが、除雪というよりは雪掘り。ただ、ひたすら掘る。ボランティアはほとんどが県内出身者だったが、このような作業は初めてだったらしい。要領をつかめないながらも、懸命に掘っていた姿が印象的だった。みんな、ありがとう。

 スコップは横手市観光協会から、かんじきは横手地域局地域振興課からお借りした。感謝。

 今日から一般質問が始まる。それでは、出発。

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わいわいプラザを見学

 4月1日オープンの横手市交流施設「わいわいプラザ」(駅前町)を先輩議員、議会事務局の皆さんと見学した。ここは駅前再開発のシンボルであり、老若男女が集う拠点として建設されたもの。

●1階 地域情報・オープンフロア→休憩、飲食などに使えるオープンスペース 図書(雑誌中心)・地域情報コーナー(放送大学) 観光情報コーナー

●2階 子育て支援フロア→遊戯スペース 乳児室 授乳室 絵本・工作コーナー

●3階 市民活動フロア→市民活動スペース 研修室 スタジオ

●4階 健康活動フロア→健康の駅よこて東部トレセン

 採光を多めにとっていて明るい雰囲気に包まれそうだ。健康の駅には障がい者専用のシャワールームもあり、きめ細かな配慮がなされている。ただ、相談室などの個室は少し圧迫感があったかな。

 横手駅前は“横手の顔”である。思えば、私がまだハナタレ小僧だった頃の駅前は本当に賑わっていた。あの頃とは質が違うかもしれないが、わいわいプラザを中心に人と人とが行きかう場所として再生してほしい。

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